【第25弾】あの大喜利プレイヤーに直撃インタビューしてみた

インタビュー

どうも笑うモールス信号です。

大喜利プレイヤーにインタビューをする企画の第25弾です。

今回インタビューさせていただいたのは、凄拾の初代優勝者でありヤフコメにツッコミを入れてるこの方です。

 


クライムクライムさん

無駄な言葉をそぎ落とし、短くシンプルに、

でもインパクトのある回答を出し続けているクライムクライムさん。

最近は面白いヤフコメにツッコミを入れる活動をしており、

普段から世間の面白にアンテナを張っている様子。

あまり語ることのないクライムクライムさんの大喜利論をインタビューを通じて

明かしていきたいと思います!

Q1.あなたの大喜利歴と今までの実績を教えてください


2017年の8月に大喜利プラスに参加したのが最初です。もう5年くらいやってるんですね。しばらくは大喜利プラスしかやってなかったんですが、2019年に凄拾という企画で運良く優勝させて頂いたのをきっかけに長考にも手を出し始めました。そこから色んな大会に参加しだして今に至ります。 大きな大会での主な実績としては

凄拾第一幕 優勝
主戦場対抗大喜利フェス2019 ベスト32
ファイアカップ2019 ベスト4
第5回覆面タッグリーグ 3位
主戦場対抗大喜利フェス2021 ベスト16
ボケクエスト5 ベスト8
大喜利3Pラストトーナメント 準優勝


などでしょうか。こうやって並べてみるとどうも最後に勝ちきれないことが多いみたいです。優勝したいですね。

Q2.大喜利を始めたキッカケは?


もともと大喜利を始めるより前にVOWという書籍にクライムクライムという名前で投稿していました。 誤植とか変な看板とか変な新聞記事とかをまとめた様な本で、自分の中のおもしろの一つの基準を作ってくれた物だと思っています。 今も変なヤフコメを漁っているのは確実にこれの影響です。

大喜利を始めたのは何かのまとめサイトで大喜利プラスの笑ったボケを貼っていくみたいな記事を見て、これは面白い、自分でもやってみたいと思ったのがきっかけです。 お笑いは昔からずっと好きだったので、もちろんテレビでやっているような大喜利は見ていたのですが、初めて見るネット大喜利のボケは何か今まで見たことないようなシュールさを感じたんですよね。何が違うのかは上手く言葉では言い表せないのですが、元々芸人でも天竺鼠や東京ダイナマイトなどちょっとシュールな感覚の人たちが好きだったのでそういう点がリンクしたのかもしれません。

実際始めてみると自分が面白いと思って出したボケに誰かが投票してくれる、という事が単純に嬉しくてめちゃめちゃハマりました。 昔から漠然と自分は面白いことを言える人間だ、という思いはあったんですがそれを証明する場所がなかったので。 ちょうど大喜利プラスが盛り上がっていた時期だったこともあって、今では考えられないんですが週に200回以上ボケたこともありましたね。

Q3.大喜利の回答を考える時に意識してること


お題から近すぎず遠すぎずギリギリかすってるな、くらいの感覚でボケを出したいとは思っています。 アイデア自体はあまり理屈で考えず感覚的に出してることが多いかもしれません。 お題にもよりますが頭の中で適当に色々ワードを出してピンとくるワード(もしくは設定)が出たらそれを中心にボケを組み立てる、といった感じでしょうか。 出来るだけシンプルに説明を省いて読む側に想像の余地を残すということも意識しています。

小説でも映画でも「伏線かと思ったけど結局あれ何だったんだ…?」みたいなのが好きなので。 あとは読んだ時にリズムが自然か、文法はおかしくないか、といったところは調整しますね。あくまでも主観なのでそういった点をどれくらい気にするかは人によると思うんですが。

Q4.あなたのマイベストボケを教えてください


【お題】「ここをこんなにしちゃって・・・」
なにをどうしていた?

カンボジアに建てた学校を難関校にした

大喜利3Pラストトーナメント1回戦

一つ選ぶとしたらこれですね。自分の大喜利で一番ウケたボケだと思います。
ちょっと不謹慎というか、色んな物をうっすらと馬鹿にしている感じのボケで自分でも気に入ってます。

Q5.あなたが好きなボケを教えてください


まずすぐ思いつくのはこれです。

【お題】裏の畑でポチが泣いています。 さて、どうしましょう?

おもんな、終わってんなポチ

(坂本さん)

ぼけおめ 253戦 メジャー

単純にめちゃめちゃ辛辣でおもしろいですよね。そこまで言わなくてもいいじゃん、厳しすぎるだろっていう。 短いんですけどインパクトが凄くて忘れられないボケですね。

次に浮かんだのはこれです。

【お題】透明人間になってまでする事か!一体何をした?

アニマル浜口「いつも通りお願いします」
透明人間「はい」

   ~収録中~

透明人間(気合いだ)←浜口の耳元で囁く
浜口「気合いだ!」

透明人間(気合いだ)
浜口「気合いだ!」

透明人間(娘さんの名前)
浜口「き・・・?」

透明人間(京子)
浜口「京子!」

透明人間(娘さんの名前)
浜口「き・・・?」

透明人間(京子)
浜口「京子!」

透明人間(気合いだ)
浜口「気合いだ!」

透明人間(娘さんの名前)
浜口「き・・・?」
浜口「気合いだ!」
透明人間(違う)(惜しい)

透明人間(人殺しの笑い方)
浜口「ワッハッハ!ワッハッハ~!」

    ~収録後~
浜口「またお願いします(クシャクシャの千円札を渡す)」
透明人間「はい」

(ペニ森さん)

主戦場対抗大喜利フェス2019

マジでどういう発想でここに辿り着いたのかわからなくてすごいボケです。 透明人間っていう設定でアニマル浜口を持ってくるアイデアもすごいし、セリフとか注釈とかも全部面白い。投票した時、声出して笑った記憶があります。

後は大喜利プラスbotを漁って見つけた懐かしいお気に入りボケをいくつか。

【お題】数がない世界の日常

猪木が突然「ダー!」と叫ぶ

(きまぐれさん)

大喜利プラス

ボケとして上手いし、想像するとめちゃめちゃ面白い。

【お題】はわわっ、◯◯◯は◯◯◯じゃないよぅ

このケース 示談で済む話

(夏のワルプルギスさん)

大喜利プラス

完璧な緊張と緩和。穴埋めの理想の形です。

【お題】完全に話題が出尽くした後にしがちなこと

頭の中でチャーハンを作る

(スポーツさん)

大喜利プラス

大喜利プラスに時々いた強い人です。
何が面白いのか説明は出来ないんですけど間違いなく面白い。こういう感覚のボケを自分でも出していきたい。

Q6.あなたが好きな大喜利プレイヤーを教えてください


まずはやっぱりきまぐれさんですね。Twitterでの振る舞いはどうかと思いますがw 精力的に様々な大喜利に参加してどこでも確実に結果を残すところは尊敬しています。 大喜利初めたての頃はきまぐれさんの過去ボケを見て勉強していたのでかなり影響を受けています。

あとは好きなボケでも挙げた坂本さん、ペニ森さん、夏のワルプルギスさん、他には悠祐ゆっけさん、モモスさん、βカロチンさんなどですね。自分では絶対に出来ないようなボケをする人は単純にすごいな、という目で見てしまいます。

最近注目している人としてはきりまるさん、イタリア猪さん、酔歩さん、林原よしきさん、ケムケムケムッソさんなどですかね。

どんどん新しい強い人が出てきてついていくのが大変です…。

Q7.今後の大喜利の目標はありますか?


やはりまずは大きい大会で決勝に出て、最終的に優勝というところを目指したいです。 性格的に今までの人生で負けて悔しい、という気持ちになったことはほとんどなかったんですが、前回の大喜利フェスの時、一点差で決勝に行けなかったのが本当に悔しかったです。

なんだかんだお金をかけずにこんなに打ち込める趣味ってなかなか無いと思うので出来るだけ長く続けたいなとは思ってますね。

そして臭い紅茶さんもインタビューで言ってたと思うんですが、僕も今までの経験を活かして何か大喜利とはまた別の表現をしてみたいな、という気持ちは漠然とあります。別に今何か取り組んでいるわけではないんですが。

Q8.最後に何か一言お願いします!


まず、笑モさん始めネットで気軽に大喜利を出来る場所を提供してくださっている方々にお礼を言いたいですね。本当に大喜利が好きじゃないと出来ないことだと思います。ありがとうございます。

あと僕はこの界隈だと結構オッサンだと思うのですが、若い人が多いのでツイッターのTL見てるだけで新しい文化を知ることが出来るのでそういう部分は非常にありがたいです。

若い大喜利の人で芸人の道に進もうとしている人が結構いるので応援しています。 僕はNSCのホームページを眺めてはいたけど一歩踏み出す勇気がなかったような人間で、それを今でも時々後悔することがあるので若い人には思いっきり自分のやりたいことをやってほしいですね。


クライムクライムさん、お忙しい中インタビューを引き受けてくださりありがとうございました!

コメント

この記事へのコメントはありません。

ホーム » インタビュー » 【第25弾】あの大喜利プレイヤーに直撃インタビューしてみた
TOP