どうも笑うモールス信号です。
大喜利プレイヤーにインタビューをする企画の第74弾です。
今回インタビューさせていただいたのは、生命が輝きを放つことをテーマに大喜利をしているこの方です。
・
・
・
生命の輝きさん
筆者が最も尊敬する大喜利プレイヤー「生命の輝き」さん。
“生命“が輝く瞬間を切り取った回答は
悲哀の中からでも希望を見出す人間の強い意志が伝わってきます。
これまで多くの大喜利プレイヤーの心を動かし、
影響を与えてきた生命の輝きさんのインタビューをぜひご覧ください。
Q1.あなたの大喜利歴と今までの実績を教えてください
私の大喜利人生は、2013年7月ごろに「ボケ問答」に投稿したことから始まりました。(当時の名前は”星の子”でした。) これを書いている今は2024年5月でありますので、それから10年以上が経っていることになります。ただし、3年ほど休止していた時期があるので、実質的な大喜利歴は7年前後でしょうか。
実績につきましては、下記の通りです。
・主戦場対抗大喜利フェス2017 準優勝
・第3回覆面タッグリーグ 優勝
・ボケクエスト2 5位
寂しい実績ですが、致し方ありません・・・
Q2.大喜利を始めたキッカケは?
大学生のころに、サークルの同期のかた(https://bokelife.revinx.net/profile/3699)から、ボケ問答に投稿しないかとお誘いを受けたことが、きっかけとなります。(彼はもう、大喜利を離れましたが・・・)
ボケ問答は、お題のページに入ってから15分以内に回答しなければならないルールで、当時の私にはそれが短く感じられて、それほど積極的には投稿していなかったのですが、「ネタボケライフ」や「ぼけおめ」といった、投稿期間が数日間与えられる大喜利サイトを知ってからは、精力的に活動するようになりました。
特に「ぼけおめ」については、とても思い入れのあるサイトなので、少しお話しさせていただきたいと思います。ぼけおめには、「大リーグ」という常設の大喜利コーナーがありました。大リーグではランクがいくつかに分かれていて、それぞれのランクでお題が出題され、昇格・降格を争います。(最近のサイトでいうと「大喜利大使」に近い形式といっていいと思います。)
ぼけおめに投稿し始めたころの私は、まだ初心者で何の芯もない有様でしたが、神聖な大木さんをはじめとした仲間たちとここで出会って、彼らと大喜利に関する意見交換をしてきたことが、大喜利の世界においての私の「人格」の基盤を形成してくれたと思います。大リーグの結果が出るたびに、どのようなプロセスでこの回答を作ったのか、なぜこの回答に投票したのか・・・ということを話していました。このような対話があったからこそ、自らの進むべき方向を模索したり、現状を脱却しようとしてもがき苦しんだりすることができたのだと思います。
Q3.大喜利の回答を考える時に意識してること
振り返ってみると、回答を考えるときに意識することは、その時々の精神状態や問題意識によってかなり変わるところがあるのですが、意識の根底において常に変わらず流れているのは、「宗教的リアリティ」というものへの憧れではないかと思います。リアリティといっても、私たちが生きる日常を、精緻に描くという意味でのリアリティではなく、むしろそのような日常が失効するところに立ち上がる現実を表現したいのです。
仏教やキリスト教では「回心」ということがいわれます。回心においては、自己の在り方が根源的に転換される一方で、自己に映る世界も再構築されます。それまで生きてきた世界が、まったく異なった姿で立ち現れるのです。私が表現したいリアリティとは、おおむねこのようなものと言っていいと思います。日常的な世界観が破れたところを描くので、言葉づかいとしては非合理で、何らかの意味での破綻を抱えたものになるのですが、この破綻によって、すべてを照らしたいのです。日常的理性の次元では荒唐無稽に感じられても、深層の次元では、すごく理解できるなあ・・・というようなものを作りたいと思っております。
とはいえ、そのような回答は、単なる計算で作れるようなものではないと思います。まずは「自分自身を救う」ということがなければならないでしょう。そうしないと、いま自分が生きているという事実と、大喜利とが直接に結びつかないからです。己を見つめ、己を恥じ、その奥底に深く沈んでいくということを大切にしています。私は人一倍、煩悩にまみれた人間なので、まだこうした深みが全然足りないのですが・・・
また、宗教的リアリティを表現するということについて、ひとつ補足しておきたいことがあります。宗教的真実というのは、視点をどこに置くかによって、まったく異なる様相を呈するものです。「原罪」「罰」「死」のように否定的に表現されるときもあれば、「赦し」「永遠の命」といった、肯定的な色合いを帯びることもあります。発想を回答に落とし込む際に、どこに視点を置くのか。このことは、なるべく自由に考えられるようになりたいと思っております。
Q4.あなたのマイベストボケを教えてください
【お題】画像で一言
父は死んだのではなく、外側に生きはみ出たのです
ボケクエスト3 予選リーグ第3試合 グループJ
私のネット大喜利人生において、いちばん反響のあった回答ではないかと思いますが、私自身としても、非常に愛着のある回答です。
精神的試練を潜り抜けた人間のあり方を言語化できたという手ごたえがありました。また、画像の雰囲気にもマッチしているので、回答として親しみやすくなっていると思います。
特に気に入っているのは「外側に」の部分です。「死んだのではない」と言い張る一方で、「外側に出た」という事実だけはどうしても認めざるを得ないというところが、面白くて好きです。また、ここでいう「外側」とは一体何なんだ?という気持ち悪さも面白いなと思います。彼女曰く、それは決して死後の世界ではないけれども、「外」ではある。死ではない外とは一体何なのでしょう。(笑)
私の大喜利において、「無条件性」は重要なテーマです。どれだけ外へ行ってしまっても、”生命”というものに絶対的に包まれているとしたら、何と希望の持てることでしょう。このような意味でも、この回答は私にとってひとつの理想形であると思います。
【お題】毎回リフォームに失敗する番組「大反省!悲劇的ビフォーアフター」の名シーン
完全に業者側の落ち度なのだが、でも、そうやって人を責められるほど自分は立派な人間なのか、と考え込んでしまうほど廊下が長い
地域対抗大喜利フェス2022 予選第3試合 中部ブロック
廊下を歩いているうちに、廊下というものの対象性が失われていき、結局は自己自身と向き合わざるを得なくなる。廊下が長いことによって、廊下が長いという事実が隠蔽されていくのは、面白いですね。人間の自己否定というテーマを、お題と絡めながら、面白く形にできたなと思います。
最近の私の大喜利では、文を長めに作ることが多いのですが、ただ長いのではなく、その長さ自体が意味を持つようなものを作れたら嬉しいですね。そうした意味でも、この回答は、よいのではないかと思います。
【お題】スペースシャトルにしがみついて宇宙へ向かっている男
■回答1
彼にとっては自分が日頃から言ってきたことを別の形で表現しているだけであって、行ってらっしゃいと言われる筋合いはなかった■回答2
コガトナ2023 Fブロック 一回戦
彼の名が歴史に残ることは難しいとしても、未来の子どもたちが夜眠るときの真空にはなれるかもしれない
どちらの回答も好きです。
1つ目の回答は、精神的な宇宙を背にして、物質的な宇宙に対峙するというイメージで作りました。
スペースシャトルにしがみついているときも、そうでないときも、常に彼の中には宇宙が流れている。両者の間に、本質的な違いは何もないということです。
そのことを、わりあい面白く回答に落とし込めたのではないかなと思っています。
2つ目の回答は、”非人称の祈り”というようなものをイメージして作りました。
主人公の男のことを三人称的視点から語るという形式をとってはいますが、単なる俯瞰ではなく、その根底に”祈り”を持つように心がけました。絶対的三人称としての宇宙が、絶対的一人称となるのです。
その結果、内在的視点と超越的視点が交差し、時空を超えて生命が溶け合うような趣きに仕上がったので、とても気に入っています。
反省点としては、やや感傷的方向に傾きすぎたかもしれません!そのあたりの塩梅が、いまだに上手くできないのです・・・
【お題】駅の張り紙「○○○いますのでご注意ください」
駅の張り紙「私はあなたの行いを許したのではなく、すでに裁いたあとなのです。法廷の記憶があなたの中にないだけです。あなたの過ごす一瞬一瞬が、私への償いです。今日も気をつけて、いってらっしゃい。なお念のため補足すると、ここでいう”私”とは駅長でも駅員でもなく、今あなたが読んでいるこの張り紙のことを指していますのでご注意ください」
主戦場対抗大喜利フェス 予選リーグ第2試合 ぼけましておめでとうございます
私の中で、「作れた」という手ごたえがあった回答です。このお題において意識したことは、単に穴の中だけでボケるのではなく、”ご注意ください”の部分が面白くなるようにするということです。そして、”ご注意ください”を面白くするうえで、「張り紙に書かれている言葉は、いったいどこから発せられているのか」ということに着目できたのは、とてもよかったと思います。ふつう人は、張り紙を見るとき、その張り紙自体を意識するのではなく、その張り紙を作成した主体に意識を向けています。それに対して、いや、張り紙自体に向き合えよ、というのは面白いですね。ある種の革命精神を感じます。ただ、前半部分に面白さがないので、それが反省点です。はじめから終わりまで、徹頭徹尾面白いようなものを作れたらいいのですが・・・
Q5.あなたが好きなボケを教えてください(複数可)(理由も教えてください)
【お題】人類が気づいてないクジラの秘密を教えてください。
一生をかけて海に溶けてゆく
(無論さん)
ぼけおめ大リーグ第231戦 マイナーリーグ2A Bブロック
私の大喜利人生において、もっとも衝撃的だった回答です。
クジラの生命というものを、これほどまでに根源的な視点から、これほどまでに端的な表現で、語ることができるとは!
また、お題の「人類が気づいていない」という箇所もすごく活きていて、すばらしいです。
【お題】黒人のちんちんを見たお嬢様が一言
今日という日をルシフェルと名付けます
(杏姫さん)
ネタボケライフ 第2022回
大好きな回答です。好きすぎて、自分の生活にまで入り込んでいるほどです。生活において、不条理を感じたり、落ち込んだりしているときに、「今日という日をルシフェルと名付けます」と唱えると、なんだか救われるような心持がするのです。現代における弥陀の名号(南無阿弥陀仏)ではないかと思うほどです。
この回答は、お題に対してすごく面白いのはもちろんのことですが、それに加えて、このお題の状況を超えるような普遍性をも具備していて、本当にすごいです。特殊性と普遍性を統合するということを、私も見習って意識していきたいですね。
【お題】病院のベッドに横たわり何を思うの?
実力でここにいる
(杏姫さん)
ぼけおめ大リーグ第197戦 マイナーリーグ3A
杏姫さんといえば、これも紹介しておきたいと思います。 “揺るがぬ自己”が伝わってくる回答です。表現の面でもまったく無駄がなく、すばらしいの一言です。
【お題】画像で一言
パペットにお湯掛けたら中の手が煮えるかしら?そしてあたしは怒られない記録更新中うはは、煮えないのかしら?
ネタボケライフ 第1908回
子どもの不安定な自我が統一に向かっていく過程が、このひとときに凝縮されているように感じてとても面白かったです。「煮えるかしら?」から「煮えないのかしら?」へと、問いの方向が反転しているのが特に好きです。幼児的な全能感に対して、対立する”外部”が現れる兆候が見えますね。何だか、ノスタルジーを感じて切なくなってしまうような回答でもありました。
【お題】「盆と正月が一緒に来た忙しさ」なんてよく言いますが、もっと忙しい場合はどう表現しますか?
電車に引きずられている車輪のついた教会、その屋根の十字架がドリルのように回転しています。その十字架に磔にされているのが私です
(PATCHさん)
ネタボケライフ 第2130回
シンプルに絵が面白いというのもありますが、お題に対する納得感も非常に強く、とても好きな回答です。忙しさの中に自己が埋没するということをこれほどまでに的確に表現し、かつ面白く仕上げられるのかと、たいへん驚いた回答でした。
【お題】高校の卒業式では何を企んでいるの?
言う通りにやってきた郵便屋さんが一瞬主役になる
(南極宗ペンギン教さん)
ぼけおめ大リーグ第124戦 メジャーリーグ
ストーリーの中に複数の視点があって、それが簡潔な表現の中に、きれいに収斂されています。面白さの中に、温かみも感じます。 こんな回答を作れたらなあと憧れるのですが、私の力ではとてもできませんね・・・。ひとえに敬意を覚える回答です。
Q6.あなたが好きな大喜利プレイヤー(もしくは最近注目してる大喜利プレイヤー)を教えてください(複数可) (理由も教えてください)
真っ先に、モモスの名前を、挙げねばならぬでしょう。真実を求める意志、慈愛、アホを引き受ける心意気、卓越した表現力、いずれも尊敬に値します。モモスの「うんこから咲く花」というテーマも、たいへんに偉大なものです。(私の大喜利は結局のところ、「うんこから咲く花」を別の形で展開しているだけです。)
モモスの回答をひとつ、ご紹介したいと思います。この回答は、昨年に行われたネット大喜利のチーム戦において、チームの会議に出された長文です。チーム内では非常に高く評価されたのですが、結局文字数が多すぎてCGIが許容する文字数の上限を超えてしまい、没になったという経緯があります。没にしておくのはもったいないので、この場を借りてシェアさせていただきたいと思います。
かなりボリュームのある長文回答なので、下記のリンク先をご参照いただければ幸いです。
(モモスさんの回答)
モモスイズムの結晶とも言うべき、名文であります。
神聖な大木さん、塩味さんに対しては、仲間意識があるとともに、たいへんに尊敬もしています。 お二人とも圧倒的なリアリティの大喜利をされており、私は彼らから多々、触発を受けてきました。彼らを目印にして歩んできたと言ってもいいほどです。
【お題】今年のお花見はどんな感じでした?
心まで奪われないようにブルーシートの端を掴んでいた
(神聖な大木さん)
ぼけおめ大リーグ第234戦 メジャーリーグ
この回答をいま引っ張り出されることを本人は望まないかもしれませんが、これはぼけおめの記憶が薄れゆく今こそ、取り上げられるべき作品でしょう。 桜の美しさの中に、悪魔的なものを見出しているような感じがあって、面白いです。言葉の運びも、とてもきれいです。
神聖な大木さんは、個人の内面を掘り下げていき、無意識にまで潜っていけるところがあるのです。この回答にはそれが表れていると思います。
【お題】大家族の父親として本を出版!どんな内容でしたか?
自分の生活にも侵食してきそうな恐ろしさがあった
(塩味さん)
大喜利とは 3回戦(下)
親としての当事者意識がまったく感じられなくて面白いというのもあるのですが、その一方で、子どもたちに圧倒されてしまう感覚というか、思わず線を引きたくなってしまう感覚というのは、共感できるのですよね。そうした複雑な心の動きを、こんなに簡明な言葉づかいで、面白く形にできるのかと驚きました。すごい回答だと思います。
私より歴の長い方の中で、特に感銘を受けたお方として、ひろナナナひろさんを挙げたいと思います。 ひろナナナひろさんは、最深かつ最浅、何らの束縛も受けずに大喜利ができる稀有な方であると思います。 このお方の名作を挙げると本当に際限がなくなるので、ここではぼけおめからいくつか、ご紹介したいと思います。
【お題】「さすが双子!」なんでそう思ったの?
チームで産まれてきたわけだから
(ひろナナナひろさん)
ぼけおめ大リーグ第134戦 メジャーリーグ
お題の前提となっている「立場」そのものを絶命させることができるお方なのですよね。これは、相当深いところで大喜利をしていないとできないことです。
【お題】この画像を見て何かどうぞ。
■回答1
木刀で殴ると痛いからざまあみろっていうのがまず大きく1つあるわ■回答2
その顔は、勝利ですか?(ひろナナナひろさん)
BOG大喜利ワールドカップ 本大会 グループG
どちらの回答も本当に面白いです。
私が大喜利の世界において、”秘宝”だと思っている方をおふたり紹介したいと思います。紫電改さんと、辣韭さんです。
紫電改さんはネタボケライフで、辣韭さんはmixiのお笑い頭脳バトルで、回答を見ることができます。
お二方とも、ネット大喜利上の”通念”にまったく縛られない、無基底で力強い回答が魅力です。
【お題】画像で一言
案の定8人が紫綬褒章
(紫電改さん)
ネタボケライフ 第2030回
何が案の定なのか、なぜ彼らが紫綬褒章に値するのか、まったくわかりませんね・・・。しかし何といいましょうか、いま我々が生きている世界とは全く異なる、別の地平がそこには広がっているということが感じられて、面白いのですよね。そう考えると、「案の定」という書き出しは、我々の常識による理解を諦めさせ、それにより新しい世界を開かせる効果を持っていて、すごいなと思います。
【お題】画像で一言
おい、2番ショートの謎を解き明かせ
(紫電改さん)
ネタボケライフ 第1977回
どうしてそれを命令する権限が彼にあるのか?そもそも一個人のことを、そんなふうに、パズルのように扱っていいのだろうか?この回答を初めて見たとき、かなり笑った記憶があります。
【お題】意思をもった電車「感情線」に乗る時の注意点
遅れの挽回や急ブレーキでいともあっさり平行四辺形になる
(辣韭さん)
お笑い頭脳バトル 第35期 第13回
スピードの変化で、電車がくにゃっとしてしまうのでしょう。そうすると、電車の車体を横から見たときに、平行四辺形に見えるのだと思います。「意思」「感情」ということを、こんなふうに表現できるとは。たいへんに感銘を受けた回答です。
【お題】小麦粉を憎んでいる人あるある
それに特化したコミュニティを手広くやろうとすんだけど5~6人の申請で頭打ち。 だが必ずその中から、KONBAINE交換から少し丸め込んだらテレフォン水溶きくらいはいけんじゃねえか?みたいな腹心セモリーナが現れがち
(辣韭さん)
お笑い頭脳バトル 第35期 第18回
まったく理解が及ばないのですが、とにかく、お腹を抱えて笑ってしまいました・・・ もはや言葉の意味ではなく、言葉じたいが読み手の中に入り込むという域に達していると思います。驚嘆せざるをを得ません!
最後に、駆け足での紹介となってしまい申し訳ないのですが、
余馬さん、ミモザ名前さんは、大喜利に対する姿勢・考え方に一切のごまかしがなく、ひとえに尊崇の念を抱いております。
夏のワルプルギスさん、極道の娘さんは、”生命”に対する非常に鋭敏な感性をお持ちでいらして、私の無明を照らしてくださいます。
pokopokoさん、モニカレイさん、横書きペンさんは、回答を見るのが特に楽しみなお方々です。
警邏さん、ドクローネさんは、ネット大喜利において相当な実力者であられますが、東海地方の”生大喜利”界隈の仲間でもあります。ともに大喜利ができて嬉しいです。
ここでは代表して、夏のワルプルギスさんの回答をひとつ挙げさせていただきたいと思います。
【お題】どんな犯罪もルーレットで刑罰の大小を決める世界で起きそうなこと
重い刑を出したルーレットはその年に燃やされてしまう
(夏のワルプルギスさん)
大喜利W杯2022 予選1回戦 グループJ
私たちが生きる社会がどのようにして成り立っているのか、という問いを突きつけられるような、とても深い余韻のある回答でした。
お名前を挙げたい方は他にもいらっしゃるのですが、時間の制約上、ここまでとさせていただきたいと思います・・・
Q7.今後の大喜利の目標はありますか?
とにかく、透き通った眼を持てるようになりたいと思っています。私は、親鸞の言葉を借りれば「罪悪深重・煩悩熾盛の凡夫」です。両眼とも、濁りまくっているのです。
大喜利とは、「応答」であります。応答するということには、”使命”が必要です。そこには人類の代表としての自覚がなければなりません。エゴイズムに支配されていては、お題に対する応答責任を果たすことはできないのです。
Q8.最後に何か一言お願いします!
私は、大喜利をするなかで、自身の面白くなさを痛感することがしばしばです。己の内側から、面白くないものばかりが出てくる。自分は何と面白くない人間なのだろうと思うのですが、それはとても幸せなことだとも思っています。光があればこそ影が見えるわけですから。面白くない自分を恥じるとき、すでに大喜利から光が与えられているのです。
私には実績といえるものがほとんどないのですが、それでも大喜利がとても楽しいです。今後とも、己を見つめながら、祈りながら、大喜利に包まれていきたいと思います。
これからも、大喜利を通して、皆様と出会えますように。お読みくださり、ありがとうございました。
大喜利よ!我らを、救い給え・・・
生命の輝きさん、お忙しい中インタビューを引き受けてくださりありがとうございました!
コメント