【第84弾】あの大喜利プレイヤーに直撃インタビューしてみた

インタビュー

どうも笑うモールス信号です。

大喜利プレイヤーにインタビューをする企画の第84弾です。

今回インタビューさせていただいたのは、昨年ネット大喜利の2大チーム戦で大活躍したこの方です。

 


根岸さん

ボケクエスト7大喜利W杯2024の両方で

決勝まで進出した根岸さん。

個人的には2024年最大の衝撃を与えた大喜利プレイヤーです。

一つのお題に対し数十回答を考えるのは当たり前で、

妥協なく、全ての大会・企画に全力を注ぎながらも

それでいて更に限界という殻を破っていく姿は底が知れず、

今後どこまで行ってしまうのか大注目です。

そんな今最も熱い大喜利プレイヤー根岸さんの

インタビューをぜひご覧ください。

Q1.あなたの大喜利歴と今までの実績を教えてください


ネット大喜利を始めたのは2022年の2月、当時b!g!r!で開催されていた第83回大喜利木曜屋杯からです。長考大喜利のサイトについてはそれから2ヶ月くらい経った後、おそらくネタボケライフ地域対抗フェスをほとんど同じ時期に始めたのが最初だと思います。また、2023年はペンギンズマラソンという名義を使っていました。

実績について、思い出深いものをいくつか。
・ボケクエスト7 3位(チームシャンタク)
・大喜利W杯2024 7位(チームトルコ)

がこれまでの中でも大きなふたつでしょうか、自分自身誇りに思っております。
同年にふたつの大型大会で決勝まで行けたのは本当に嬉しかったです。チームメイト様々ですね、ありがとう♡

あと、少し遡りますが
・大喜利とは 最終10位(チーム沖縄)
もチームメイトのお陰もあり活躍させてもらいました。仲良いチームで組んで最後までガッツリやり遂げられたので思い出深いです。
・大喜利ドラフト会議2023 優勝(信長ガールズ)
も(個人的にはあまり活躍出来なかったので大舟に乗せてもらった形でしたが)初めて優勝というものを経験させていただけたので思い出深い実績です。
個人戦はかなりこれからといった感じで書くことがない……とりあえず書くと
・国盗り合戦 徳島1位
・大喜利天文台1部昇格1回
・大喜利防衛戦 防衛2回成功


それと少し遡って
・大喜利登竜門 華めく大河源流昇格1回
・血液型大喜利 1位(ペンギンズマラソン名義)
・ネタボケライフ最高レート2000


くらいですね……本当にまだまだですね。大会では全然印象を残せず、いつもあと一歩という所で負けることが多いです。悔しい!精進します。3年間やってるけど去年からやっと勝てるようになってきてるのでこれからより増やして参ります。

Q2.大喜利を始めたキッカケは?


元々はYouTubeチャンネルの大喜る人たちを観たところからです。ボケて等は中学の頃にも知っていましたが、趣味として恒常的に大喜利をやっているコミュニティの存在を知ったのがやはり今に繋がるきっかけとしてより直接的だと思います。警備員さん、ぺるともさん、冬の鬼さんが素性の知れぬままにすごく面白くて衝撃を受けました。(余談にはなりますが当時は先述のお三方と並び仁木恭平さん、オダウエダ植田さん、畑山大魂さん、ヨシダin the sunさん、くず鉄さんを特に面白いなあと思って観ていた記憶があります。)

動画等を繰り返し何度も観続けるうちに1年くらい経ってそういえば自分も出来るのか?と思って調べた所ヒットしたのがQ.1でも書いた通り大喜利木曜屋杯でした。この時にひとつのお題でかなりウケた(ボケは照れくさいので載せません)ことが原動力となり一気に木曜屋杯にハマって、そこから段々とb!g!r!というサイトそのものにハマって行きます。そして少し上の世代でその時既に面白いとされていた祭囃子さん、応用さんちゅうさん、思い出のサンサロさんを初めとし、当時環境を形成していた常連の方々のお陰で、大喜利のコミュニティ内にいる面白い人の存在を生々しく感じるに至りました。

今でこそ長考大喜利を主だってやってるものの、始めたのと同年の下半期まではb!g!r!を中心スプレッドシート大喜利、大喜利茶屋などをやっており、あまり長考を熱心にはやっていませんでした。

転機としてはボケクエ6だったと思います。元々Xのタイムラインにボケクエ5のツボ上げや当時開催されてた大使館の楽しそうな話題が流れてきたこともあり、ネットのチーム戦に興味はあったものの自分から声をかけるといったことは出来なかった中サメVS巨大タコスさんに声をかけて頂く形で参加しました。他のチームメイトには家雨さん、# の中のカマ吉さんがいました。

結果として僕はボケクエ6の予選でハゲるほど滑ってしまいチームも予選で負けてしまいました。マジで大喜利辞めようかなと思いましたが、結局その頃にはやめることが出来ないくらいには大喜利にハマりきってたのと、チームメイトのおふたりが大会後みるみるうちに大会や常設サイトでの存在感を増していったこと、同時期にb!g!r!で一緒にやっていた板野轢かれたくらいじゃ歩いて帰る)や北戸田スイッチさん、ネオさん、エイトさん、はさあかたさんらが既に結果や強い印象を残し始めていたこと、また加えて寝坊さんやあっきーななど自分の少しあとに始めて一気に大喜利を掴んで結果を残していた人たちの存在に正直かなり嫉妬して(自分の足踏み具合にイライラして)たので、その大喜利に対する自信喪失は段々とこんなんで終われるかい!という思いに変わりました。そもそもボケクエ6そのものが面白く感じられて(後に紹介することにもなりますが、特にチームスライムベスハシリドコロさん、モモスさん、極道の娘さん、堀手さん)のボケが、自分の中で凄く面白かった。特に没ボケnoteにめちゃくちゃ喰らって、大喜利ってこんなに色々やれて、かつしっかりとやるほど楽しめるんだなと思ったという意味では改めて大喜利を始めていくきっかけとも言えるかも知れません)経過を楽しめたの自体も大きかったと思います。ウケるボケを分かってなくて出せない自分がちゃんと理解できたし他の様々のボケが輝いていて情けなく思えたので。ボケから分かるよ、素敵な人たちだな、ここにいたいな、仲間に混ぜて欲しいなと思えて胸がポカポカしました。

そんなこんなでボケクエ以降めちゃくちゃ長考大喜利にのめり込んでいきます。心機一転という意味合いでペンギンズマラソンを別名義としてやっていたのですがこれはマジでやらんくて良かったです。

この頃にウケてる人のやってることを知りたい、自分なりに取り入れたいと思ってギリニュースも読み始めました。ハシリドコロさんやモモスさん、ツイタチさん、ペニ森さんの記事とボケにかなり衝撃を受けたし、今も多大な影響が残ってると思います。ありがとうギリニュース!

すみません、自分自身もちゃんと振り返りたかったのでかなり自分の話をしすぎてしまいました。ご容赦ください。とにかく初めたての頃に大喜利をやりたい、打ちのめされてもより深くやりこみたいという思いを持てるだけの自身に備わっていた力と、それを発生させ持続させる素晴らしい環境が揃っていたために今の今まで続いているのだということ、これに尽きるかなと思います。

Q3.大喜利の回答を考える時に意識してること


色々ありますが、お題に対してボケを出すときはおおまかにセンス(何を面白いとしているか)経験から来る技能(どう面白さを伝えるか)の二軸で把握・作成しています。今回この2つを分類して二側面から話そうとしてたのですが、やってみると(現状の自分では)切り離しきれないことが分かったのでまぜこぜで話します。読みづらかったらごめんなさい…個人的にどちらに傾いてやるのかはその時その時変わりますが、最近はセンスでやるようになって来ました。

今回、いざプロセスだけ言葉にして意識から抜き出そうとしてみると中々難しいことに気づいたので、実際に最近出した中でかなりいい考え方ができたお題のボケを出すまでの過程を再度思い返すとともに意識していることについて具体的なプロセスの中で紹介していきたいと思います。その中でこだわり等のサブトピックの話もするので若干読みづらいかも、でも極力頑張って全部書きます。

まずはそのボケを貼ります。先述トドのつまみさんが開催してくださった余馬10番勝負(呼んでくれてありがとう、楽しかったです)の一戦から

【お題】近所で有名なゴミ屋敷を掃除してたときに、家主に確認せず捨てたもの

・もう少しで床見えそうってタイミングで目についた物全て

・棚をのせて移動させる用のせっけん

余馬10番勝負

このふたつです。
上が1位で下は3位(実質4位)でした。2個とも気に入ってるけど結果に差が出たので、かなり語るのにちょうどいい。特に上のボケは普通にお気に入りでマイベストボケにも入ってくると思います。単純に映像的にも文章的にも面白さが固有としてあるのと、このお題に全てという落とし方で鮮烈にできたことに価値を感じます。

●ボケを出す・お題を読む

僕は考え始めるにあたってまずお題を何度も読みます。書いてあることの意味を全体でちゃんと掴んだり、あとは少し引いた目線でお題として何を求めているのか、どう考えるのがベストかを考えつつやります(このベストについて掴む上では、並ぶボケの数、環境、更にタイマンなら相手が誰でどんなボケを出してくるかなどをアバウトにですが意識してます)。ボケを考えている間相当の頻度で何度も繰り返し行います。

また、理論でボケを考える時にお題を単純にするやり方がありますが、お題の全体を掴んだ上で、自分の中で把握しやすいように要約するのはいいと思いますが、最初から系統分類したり、お題の分かりやすい部分に目をつけてボケ始めるとお題の性格を削ぎ落としてしまって結果的にミートしないということが起きやすいような気もします。逆にそのレベルじゃないめちゃくちゃアバウトに拡げたこういうお題っていう認識は結構冷静にウケるボケを見つけ出せることもあるのでいいと思います。そっちの方が個人的にはしっくりきます(でも選ぶときに適用することが多いです)。

このお題では僕は「近所で有名なゴミ屋敷の主人」というお題の性格の部分をかなり意識しました。ここは個人差があってほしい部分。自分は割とこういうお題の要素や世界観を生み出す前文の部分をふまえるのが好きです。

名物になるレベルのゴミ屋敷ってどんな感じなのか、その主となると人となりもおかしいはずだ、またそこに掃除しに行くとしたらどういう状況なのかという風なこの部分への妄想がかなり活発に行えたのでそっちを伸ばそうとなり、そうやって考えてるうちに

・お題の状況を潜って見つけて納得させる
・お題の人物像として納得させる


 という二つがボケ方として面白いしそろえるならこうかな~みたいなことを考えます(分の流れの都合的に連続して書いていますが、ここは後述のメモをやってるうちに湧き上がってくるアイデアで、自分の場合はお題を読んだ直後ではなく時間をかけてボケを出して何度もお題を読んでいるうちに考えられるようになってきます、結局正解を見つけるためには没頭する力が重要です)。そしたらあとは投票者が目を向ける「確認せずに捨てたもの」の方を常に意識してこのお題の感情の向きを確定させます。前者のボケ方なら理不尽な方が、後者なら本人の真剣さの中で情けない・気持ち悪いといった理解しがたいものの方がおもしろい。

上述で納得という言葉を使っていることにも表れているように、個人的には面白さが確定的なものを好みます。自分の中で絶対的な面白さでもあるし、それが場に投げるに値することを証明するつもりでボケを考えます。モチベーションの向きはここかも。正解ボケといってもいいのかもしれません、でも確定的・絶対的って言う方がしっくりくる。ボケを考える上で伝わるか、とか分かるかみたいなボケそのものを他者や多数派まで下ろすという考え方を僕自身もしてしまいがちではありますが、結局こういう絶対的なものはそういうことを貫通する感じで見る側を圧倒できると思うので、この意識は重要だと思います。この辺は前にXを見てたらどなたかが「絶対にそう がボケとして面白い」的なことを呟いてたことを見て思ったことな気がします。ありがとうございました!

こんな感じである程度の方針のあたりがついたらボケを出し始めます。恥ずかしいけど没ボケのメモも貼っちゃって確認していきましょう!

こんな感じで頭にあるものをどんどん書いておきます。このお題は結構少なめだけど思いつかないときはメモ2、3つに渡ってずっと迷ってる時もあります。序盤とかは本当に思いつきを書いてるので弱かったり適切な温度感をまだ掴み切れてません。こういうので最初の方から面白い人は凄いよね!

序盤にやってるみたいな露骨すぎるものは活かせたり活かせなかったりするけど頭の情報を次々更新していくのは一応ウォームアップにもなってます。この辺からは一気に人によって癖が出てくるかなと思います。

僕の場合必ずしもボケを完成させずにメモだけ残したり書いてる途中で没にしちゃったりという感じで最後まで書き切っていないメモだらけになることもまあまああります。単語とか書き方とか落とし方のアイデアだけポイして思いつくの待ち!みたいな。ボケを出すときには余計なことを考えずにしたいと思ってるので、先にボケの形が出てきちゃったらあえて放置して中身の部分に頭を無理やり持っていきます。その方がセンスとか大喜利以前からいる面白いものを好きなだけの純粋な自分に近づける気がする。

ある程度後半に行くにつれてボケるにあたって無駄なこととかがなくなって、かつやりたいことが固まっていくのでマイナーチェンジ的なボケや形になってるボケが増えていく感じがあります。大体はこうなって来てからの中でボケを選ぶことが多いです。今の方向性主体の大喜利についても、方向性はスタートラインを定めるものでその後遊んだりより大正解を見つけていくことが楽しさだし肝だと思う。

いいボケが出せた時は分かります。できた…とかついに…ってよりはああこれじゃん!とかいいね!といった気づきや相槌に近い感じがします。カッコつけて言うと潮が引いてヤドカリがいるのが見つかる感じ。テクテク。今回ももう少しで~とせっけんが揃った段階でいいね!と思って完了としました。

●ボケを選ぶ

僕は結構ボケを出しながら候補にして、やっぱり違うとなったら没にしてといった作業をすることが多いです。多分こういう癖は先に書いた後半に行くにつれてメモが洗練されていく原因にもなってると思います。選ぶうえでは、

・面白さの筋道が見えている
・自分にとって純粋である
・これを今出す価値がある
(CGIを作りうるボケである)

こういったことを基準としています。どれかひとつにでもあてはまればいったん取っておいて後からボケを再度見て出すに値するかチェックしていきます。勝ってやろうという気持ちが強い場合は特にシビアになります。古いから没、とかやり口的になってるから没、とか他のボケしだいでは埋もれうるとか、サイトの環境に対してプラスに働けるかとか、このお題じゃないとか、上位互換を出せる・出したとかでちゃんと見ていきます。

このメモの場合、のれんや横断幕についてかなりのパターンボケを出してるのが分かってもらえると思います。でも本番では出すに至るものはひとつもありませんでした。唯一「撮影に来てくれてありがとうと書かれた横断幕」は割と最後ら辺まで候補として持ってましたが、そもそも自分の中でテレビ番組的な視点が出来上がってしまっていて、遠回りかつそこまで効果的では無い(このお題でアホボケっぽくなるのは本意では無い)と判断して辞めました。あとは物の用意の仕方にも若干の臭みを感じてしまったのもあります。この物の臭みについてちゃんと考えたことはモロに「目に入った物全て」を見つけ出すことに活きてるんじゃないかな。本番で出したボケは面白いしちゃんと方向の中でやれる形を作り切ったよなと思えたので出しました。出すときは没にする理由がないよねって思う形で、面白くて勝てると思ったから、としか言いようがありません。

結果せっけんは沈んでしまったわけですが、この辺は没ボケを今見てみるとゴミ屋敷紹介の番組という前提まで自分がググッと目を狭めちゃってたのが邪魔をしてると思います。物の面白さに対してそういう前提が理由になっているので。でもこういう奇人特有の、ズボラさゆえの発明って普通じゃない面白さがあると思うのでいいことはやれたんじゃないのと思います。

大体は以上で、特別さのない普通なことを一定のテンションでやってるだけです。僕はこの辺かなり普通な気がします。でも普通な方がおもしろいことだけに集中力を向けてやれるからこそ自然とそうなって行った感じがします。

●ボケの価値観の話

ボケそのものとしてどうあるのを目指すかという部分の話です。一番重要視してるのはお題の温度感とボケの温度感を一致させることです。文章の書き方とか、浮かぶ映像とか諸々込みでの温度感です。ここを感情で画定させる人もいるかもしれないです。個人的には感情も温度感を構成するひとつだと思う。

映像として強い、とか意味で返すとか、あとはすかしたり長文で取るにしても全部、ここは冷静に見れてないと過不足になってしまう。逆に言うとここさえ外してなければあとは自由な発想の余地がある!この辺は経験獲得で出来る。完璧に面白いものを探していくうちに気づいたらその中にいる。

この時はできる限り伝わるかどうかとかは意識から外してやります。最初から伝わるものにばかり意識を向けてたら大体平凡な共感になる。平凡な共感は温度感がないから、お題を透明化してしまうし実際に見る側も騙せてしまう。伝わるんじゃなくて伝える。自分が面白いと思っていること同士が本来大喜利の大きな側面のはずなので。自分を正しいと思ってやるしかないしその先めっちゃ楽しくなると思う。こういった面白さから絶対外れずに見せ続けようとしてウケてった結果のボケたちがより純粋な自分らしさの輪郭をつくるのではないかと信じてやってます。

最後に、技術的な側面もセンスも磨くし、価値観も確立するうえでやはりログを見ることはかなり大きなパワーがあるなーと感じます。これまで大喜利の長い歴史の中でどんなことが行われてきたのか、大勢によるお題への取り組みと求められる面白さとのやり取りの記録がそこにあるわけなので、この中の歩みを無視してしまうというのは勿体ないと思います。その上に立っているんだという意識は常に持って、その中に入っていくためにストイックに面白いことをやれたらなーとは思ってます。あと単純にめちゃくちゃ楽しい時間にもなるから大喜利好きな人におすすめ!

チーム戦の話

大きな実績がどれもチーム戦なので、せっかくだしチーム戦の時の心構えや意識についても書きます。自分のnoteでもW杯、ボケクエ7について特に詳らかに書いております。感情に任せて書いてるので読み辛いけど書いたこと自体はそこそこちゃんとしてます。そちらも合わせてご覧下さい

大喜利W杯2024
https://note.com/negishi_no027/n/n6ef803853975
ボケクエ7
https://note.com/negishi_no027/n/n2035255416a3

チーム戦において、自分自身はチーム全体で勝っていく感じが好きです。最初の皆で皆のボケを楽しんでいる感じも、後半になるにつれてどんどん仕上がって行くCGIと緊張感もある会議の雰囲気もたまらんです。

あとチームメイトにボケを合わせに行くことはしません、そこを通さないと本番に出せないのはもちろん分かりますが、だからと行ってそこに合わせに行くと結局チームのためになっちゃうので広い目線で言うと自己満足に陥っておしまいになってしまうことが多いと思います。それに、チームを信用してボケを出すのは凄く貴重で素晴らしいやり取りだと思います。ネット大喜利の楽しい部分を狭い範囲で実行してもいる。

いわば先程言った選出の過程を第三者によるよりシビアさのあるフィルターがあるようなイメージで、これもチーム戦の大きなメリットです。

個人としてのこだわりについてはボケを出す段階で行って、あとはチームメイトに委ねます。それで選ばれたボケはチームのボケという感じがして凄く大事になります。ボケがウケても滑ってもチーム全員で選んだボケなのでその責任や名誉はチーム全体へ還元されていければ、よりオールフォーワンな感じがしていいなと思う。合体ロボみたいな感じが気持ちいい。でもこれは極端ではあると思う。とりあえずチームの一員の私として、全員が1つチームとしての個性に向けて能動的な働きが出来てたら素敵なことだと思います。

あと勝つためにやることとして「揃えて勝つ」というのはかなり意識しています。大体のチーム戦がチームで出したボケ全ての合計で勝敗が出るため、場合によって起こりうる互いのボケを潰したり、方向性の読み違えで全員が共倒れしたりといったことが起きてしまうこともあります。これは非常に勿体ない。

これを防ぐために、ボケクエ7のシャンタクでは特にボケ全てを候補が決まったら一旦並べて見てみることで、それぞれの上位互換下位互換や、同じに見える、分かれてないと言ったことが行われることがままありました。これは最終的に書き方やボケ方、方向性などでバラエティを設けることで、抜けて勝ち切ることはないけど安定的に勝ち抜くことができます。

このことをボケクエ7のnoteで一度書いたところ後から「温度感で揃えるのが大事なのに書き忘れてるだろ」ってのを(誰だったか忘れちゃった)言われたしこれはそうだなと思った。このやり方の部分だけ言ってると何をもってチームとして統一感を持たせたり面白いという総意を取りうるかみたいな部分が語りえないから。最後並べた時になんかいいねっていうしっくりくる空気感があります、でそういう時はなんか根本の部分で共通したものを感じ取ることができるので、これは実践とともに経験するのが分かりやすいし正しいですね。

チーム戦について言えるのもこのくらいかと思います。チーム戦は何より皆で勝っていく熱さと、あとは好きな人と組むことで没ボケで色々見る楽しさと、あとは自分の中にはない考え方やボケ方、お題の見方などをチームメイトから学び取れるので色んな楽しさがあるいいチャンスです。沢山の人が参加するお祭り感もいいですよね。これから先大きな大会が開かれるならみなさんも是非参加して楽しみ尽くして欲しいです。

おまけ 言語化について

せっかくなので、こういったギリニュースも含めた大喜利における言語化そのものについての考えも書かせて頂きます。基本的なスタンスとして僕は言語化を「その人の最低値を決める」ことだと考えます。よってそれを適宜行えばその分最低値の底上げにつながりえます。こんだけできてればまず大丈夫だろう、という安心を作るための技術のあり方の一つと言えると思います。

こういう性質から大会の予選では特に役立つ構えです。また必ずしも言語化しなくてもこういう面白いとは、をはじめとした大喜利をやるうえでのそもそもの話に対して思考をめぐらせる経験は少なからず糧になるので臆さず考えて、話してみるのはとてもオススメです。

反面、最大値を出して出し抜いて勝ち切るためには理論だけでは足りないと思います。これは大喜利の行為における規定路線的な部分から慣れをスムーズに作り出すための作業であるため、面白さに必須の条項ではないというのが大きいです。ボケること自体に目的意識が置かれているのではなく、ボケを出す機会を増やすためにある能力と捉えてもいいかもしれません。

記録や記憶に残ったり、自分自身で満足いくボケを出すためにはこういった言語化やボケを組み立てるうえでの技術といった大喜利を真剣にやっていくうえで憶えていく知識的な事柄とは別の、その人の感受性、才能にたよってボケを出すということとの純粋な向き合いが必要です(僕は大喜利をこれだけ打ち込むに値するものに押し上げうる面白みが宿るのはここにあると信じています)。じゃないとここ一番では勝ちきれません。でも正直この辺は割とその時の精神面とか実績が後付けとなる自信(全能感と言った方が感じ方近い人もいるかも)の部分ではあるので先述の技術を地道に磨くことで上位○人突破といった予選の細かいハードルを越えていくことを大事に思うことは当然だし重要たりえることだと思います。自分の中では今でも「やるからには全力で」というモードの時に浮かんできます。

以上、意識していることのコーナーでした。続いては”マイベストボケ“のコーナーです。(いや、朝7時43分か!)

Q4.あなたのマイベストボケを教えてください


僕の場合、ボケの強度とか面白さとかを気に入ってる、といったことの他に割とこのボケを出したことが自分に影響してる、とか考え方の転機になった、とかが割とあって、そういうことも書きつつになるので結構Q3と地続きな内容になるかもしれません。マイベストボケというよりはボケの経歴表だと思っていただけるとありがたいです。特に1~2年目はずっと考え方もボケ方も変化し続けていたのでそれが多くなると思います。でも書かないよりは書く方がいいので、自己愛全開で、1年目から長々とコメントを垂らしながら行きます。3年目くらいまで読み飛ばしてもいいよ

【お題】昆虫の嘘雑学

香川照之が土下座という言葉を知らないので、台本には「カナブンのモノマネ」と書かれていた

くもじさんのb!g!r!企画

まずは大喜利を初めて3ヶ月くらいの頃に出したボケです。当時頻繁にb!g!r!で企画を開いてくれていたくもじさんという方が行った嘘雑学というフォーマットのお題のみが出る企画で出したボケです。不慣れさは感じますが今見ても結構ちゃんと面白いところを突いたボケだなと思います。

ただこのボケが自分にとってベストボケ足りえてるのはこれ自体の価値以上に経験としての価値が相当あるからです。

というのも、このボケが出た時に僕は誇張なく本当に腹を抱えて1,2分くらい笑い続けました。凄くボケが自分とは地続きだから笑ってるのに自分とは切り離された感覚を憶えました。おそらく自分の意識のつながる部分から思いもよらない物が出てきて時間制限の間に完全な映像が完成した気持ちよさが初めてだから達成感も混ざってたとは思うのですが、こういった経験は後にも先にもありません。この一回です。

このボケ以降度々思わされることとして結局は自分の感覚にピッタリな面白いボケを出す能力を持っているのは自分に他ならないということで、ここを他人や環境に委ねてはいけないということです。これは今でもボケを考える上で諦めないための指針にしている経験です。また自分のボケで爆笑してみてえです。

初年度は基本的にずっとb!g!r!にいては出涸らし大喜利や出涸らし二次会その他様々な企画や部屋で絵回答や変なボケを出し続けていました。正直その辺も載せようかなと思ったりもするんですがぶっちゃけ自分の絵を自分で載せるのは性格上″″″照れる″″″ので辞めておきます。出涸らし大喜利でパブサしたら絵回答のツボ上げいっぱい出てくるから多分その中に何個か俺のもあるはず!ごめんなさい、ドライアドの井村屋さん!そして本当にありがとうございました!

【お題】画像で一言

国語の時間だけポニーテールにしてる

女の子大喜利のお題コミュニティ内の企画第一弾

これはジャスミンさんが運営している女の子大喜利のお題というXアカウントがコミュニティ内で行っていた企画の第1回で出したボケです。ちなみにこのボケで管理人セレクション的なものをもらいました。これが初めて大喜利で賞という形で大きめに評価してもらったボケだったのでこれもまた思い出と経験としての意味合いでベストボケになってきます。また女の子大喜利を続けてやるうちに人間性という部分から共感を捉えてボケをつくることを学び取った部分があって、大喜利に与えた進歩としてももの凄く意味があるものだったと思います。

【お題】ディベートで「UFOはいる」派が「UFOはいない」派に勝つ決め手になった言葉

レンジをただ眺めてる時間、バレずに通るには十分過ぎると思いませんか

ボケクエスト6 練習お題

1年目に出したボケの中ではダントツで好きです。今でも気に入ってます。書きすぎなくらい丁寧に思いついたこととその道筋を書いていてそれがいいですよね。人が油断してる瞬間→レンジの前っていう目の付け所がいいね。こういう発想の中で連想するの個性が表れるので好きなんですよね。

1年目から紹介できるのはこのくらいになります。今見返すとだいぶ初々しいものが多いから見せるのはキツイけど自分で見るのは色々立ち返れて楽しい。

またちょうどボケクエ6の後ぐらいに、影響受けたボケ・人の部分で詳しくは書くのですが、ハシリドコロさんがnoteに上げていたスライムベスの没ボケ振り返りnoteを読み、膨大な量の中でずっと見ごたえがあって、ネット大喜利の自由さと破壊的な面白さに触れます。同時にボケ一つお題一つに対してのめり込むことの美しさみたいなものを感じて、色々試したり、これだ!と思えるボケを出すことに何時間も書けるようになります。丁度このくらいから過去ログを見漁るようになり、天文台も始めます(シーズン9~)。

この時初めてネット大喜利というものに対していくらでも深く知りたいと思うようになりました。間違いなくこのスライムベスのnoteが僕にとってネット大喜利の出発点です。

このくらいからボケでめちゃくちゃふざけるようになります。先に真面目な文章を書いた後注釈で下ネタを書いたり、ただのレトリックみたいなボケ方をしたり。(この中で出した天文台の長文は唯一僕から出発してて面白いと思う。板野にもウケたし)いろんな過去ログでいろんな人に影響されて、あとは普通に自分で考えたやつも外しすぎと思うくらいにして、、でも真似だし外してて意味が分からないしでボケを放棄してるのでスベリ散らかして…というのを繰り返していました。

こういう経験は普通に悔しかったけど今その分ふざけるための余地を感知して適切に楽しめるようになったし、真似や自己満足に終始するふざけの客観的な無価値さに関してもかなり敏感になれたと思います。

【お題】松本人志の血液を輸血されたおばさんの最近の様子

学生結婚したの恥ずかしくなってきた

血液型大喜利(神谷テクニカさんの単発企画)

ここから2年目になります。これはペンギンズマラソン名義で出したボケです。このボケはCGI形式の大喜利で初めて1位を取ったボケで、ネット大喜利をより根詰めてやって行く転機になったきっかけのボケです。

あとこのボケに関しては考えた末のものではなく、お題を読んだ瞬間に降ってきたものでした。今思えばまさに自分のセンスの部分から出る面白さにドンピシャだったがゆえに自然と飛び出たということだったと思うのですが、この感覚が当時は本当に初めてで、不安になって他のボケを考えてみてもやっぱりどう考えてもコレだなと思って出したボケでした。

しばらくはこれを思いついた瞬間の脳の動きや腑に落ち具合を再現するという気持ちで大喜利に臨んでいました。面白いということに準じてあるべき表現を意識するようになったのもこの辺です。この直後の予備校さん主催のybk杯で出したボケは個人的にこの経験と地続きな中で出したもので、僕の中での大喜利に対する認識を何段階か上に押し上げるきっかけになってくれました。

【お題】全てを何となくでやってる国「カンカクニア」に旅行してみて、印象的だったこと

国会の次カラオケに停まるバスがある

ybk杯

このボケもかなり好きです。めちゃくちゃ普通に見えるし今だったら絶対に避ける国会といった単語もめちゃくちゃ入っちゃってるんですが、当時も避けるべきだとは分かってた上でどうしてもこれだと思ったから出しました。

この国に旅行した自分を想像するという現実の中で正しいものを選び取るというのを意識してやったボケが確かこの時が初めてで、とにかくこだわって嘘をつかないようにやってみました。見た目は普通だけど、考えてみればおかしい、ちぐはぐの部分の面白さに従事したボケで、結果は中位で留まってしまいましたがかなり良い経験として記憶に残っています。でも今ならこれを発展させたもっといいことが出来ると思うからやらなくなりました。好きだけどやっぱりこの好きさはウケる形まで押し上げたい。

【お題】年齢差が100歳のカップル どんなことがありそう?

ネタボケライフ 第2988回

ハハハ。これはシンプルに面白い、この時期のボケだから挙げた。こんなカップルカッコいい。

ここからしばらく発射台・大喜利とは(ここに加えて同時進行で華めく大河・コガトナ・AIタッグトーナメントとかもありました)でちゃんと勝ってやると思ってめちゃくちゃ頑張ってた。

言葉やカテゴリ、あとは要素で整理するようにしたり、ボケの形で数択出しても決め手がなければ容赦なく没にしたりで勝つために理論的にしたり、全部のお題に最低70ボケ出すと決めたり。正直めちゃくちゃしんどかったけど、大喜利とは以外は決勝に行けずじまいで結果が残ってこないまま終わった。当時はへこんだけど、なんかこの後で一気に自分の中で開けて見えるようになって、結果終わった後からの自分はだいぶ面白くなった。そういう意味でこの期間頑張ったのは今のためによかったと思う。

【お題】画像で一言

これはまずい、電マにもできることありますか
カツ2枚のせちゃった

大喜利発射台 大気圏グループ1

発射台の一回戦、2投稿できることに浮かれてるようにみえる。当時上のボケ出せたとき電マ視点の画像だと「気づけた」と思ってテンション上がってた。客観的に考えては?と思う。下のボケ脱力感あって好き、当時からこういうボケがとっても好き

【お題】少年「ドッジボールは顔面セーフ?じゃあ○○○」

ドッジボールは顔面セーフ?じゃあ ごめんだけどまた天才ランキング入れ替わるわ!外野考えた人2位にする!

大喜利発射台 成層圏グループ2

これあんまりないボケ方できてて面白い。体育館の舞台のへりでスコアボードいじりながらやってる。

【お題】画像で一言

おいおい、ピーナツサンドは腹にインしちまえよ!

大喜利発射台 中間圏グループ6

笑笑 めっちゃ言われてる

【お題】監督が最高だけど少し気持ち悪い、野球部の日常

バスを借りて、マネージャーの靴下を買いに行く

大喜利発射台 熱圏グループ3

気持ち悪いことに巻き込まれてるの最悪でおもしろい

発射台ずっとしんどかった記憶がよみがえるから自分のボケちゃんと見れてなかったけど、見返すと結構面白かった。ロケット全然取れなかったからまたやりたいです…!!

【お題】ガスマスクの存在を知らずにここまで無双してきた毒ガス怪人の思い上がった一言

オイオイ何だこれ湯加減バッチリじゃねえかよ~

コガトナ2023夢のタッグ編 1回戦グループD 千総 絶壁・メロン VS せーのでぺりぺり剥がすョ

ムカつく
コガトナ2023はあかむつと千総(ちぶさ)絶壁・メロンってチームで出てた。
これが2位で負けたけど本当に調子に乗ってる人間はこうだろ!と力説して出させてもらったこととか、点の入り方とかもろもろ含めて思い出深いボケ

ここまでが2023年の初秋くらいまでのことで、自分の面白いという感じ方に対しては正直に従ってやれてましたが、反面勝とうとするとお題をどこかで軽く見て出ていこうとしている節があるボケで戦っていたと思います。

丁度これくらいの頃に余馬さんがお題をよく読んで大切にするということについて(このお題で『変なおじさんをもっと変にしてください』と捉えてボケを出してしまうのは浅い、お題を読めてない、というようなことだったと思う。要約で意味歪曲してしまってたらごめん)呟いているのがXで流れてきてかなり図星を突かれた気持ちになり、汗がにじみ、狼狽え、視界は焦点を失って揺れました。正直めちゃくちゃ分かってたのに大喜利的な都合よさを優先して避けてたことだったから、これは言われてすごく悔しかったです。

これ以降、これまでより遥かにお題を読みこみ、ごまかさないようにボケる、という意識を獲得してお題に取り組むようになります。

【お題】生まれた変わったな!と思った島田紳助さんの一言

今日すごいな、セミもスズムシも鳴いてるやん!

華めく大河 第13回源流

さっきの出来事のすぐ後の大河で、早速先の「お題をよく読んでお題にとって正しいことを捉えたボケを出すという意識で取り組んだボケです。

結果は4/6位でバッチリ降格して、これ以降自分は源流に復帰できないままだったんですけど、このボケは今でも面白いと思うし出せて良かった。このボケのために紳助のイメージや性格の分析をした。大自然を自分のバックにすることに興奮することはあっても、自然の中の出来事に感動してるイメージがないのに気付けて、その中でおもしろいことができてる、素敵やん。

これと時を同じくしてちょうど大喜利ドラフト会議2023が開催されてて、こっちにも僕はかなり同じようにお題にとって適切なことをやるぞと力を入れて臨みました。エキシビションから全力で挑んだら余馬さんに指名してもらって信長ガールズに入団でき、しかも優勝までさせてもらえて最高でした。信長ガールズで出したボケは全部自分の中身そのままをやれてて好きです。全部あげます

【お題】万引き犯が全国を逃げ回るロードムービー「挽き肉盗んだだけなのに」の名シーン

「変な触り方やなあ、ハンバーグ作ってるん?」と言ってきたおっパブ嬢に首絞めを要求される

大喜利ドラフト会議2023

気持ち悪い……このボケハンバーグとんでもない露骨さだけど全国の部分を方言で踏まえてるの気に入ってる

【お題】公園で紙芝居を見ていた子供たちが全員泣いている理由

不死鳥ってなにーと笑った瞬間、その腹に突き刺さる槍になった

灰色こたつさんもGiriNewSで褒めてくれてた、このボケは元々別にあった頭の中にあるイメージをなんとか書き出そうとかなり集中した結果そのものの塊みたいな形で出て、神経で絶対にこれだと思えたかつそれで上位が取れたのでめちゃくちゃ気に入ってます。こういう過程だから出そうと思って出せるものでもないのでマイベストボケですね。

【お題】宝くじで一億円当たった事を友達に自慢して一週間後
先月別れた元カノから連絡が来た。
元カノ「○○○」

元カノ「それでまた沈没船探すんでしょ?ほんとバカなんだから」

別れたあとでも仲がフラットな大人同士かっこいいからその会話を意識して作った、このボケみたいなポップな文構で変なこと言ってる系のボケ楽しくなってついやっちゃう笑

【お題】画像で一言

にんにく潰すみたいにインターホンを鳴らした

これめちゃくちゃ沈んだけど主流じゃないだけだろ!セリフかつ文章的にカッコイイ形でやるのが良いし大会で求められる王道だと理解出来るけど、これも画像の雰囲気をふまえつつボケで落差つくるって狙い通りのことを達成し切れてるし面白いと思う。

こういう色々なパターンのボケを試せたので、ドラフト会議は本当に思い出深い。またやりたいね……

その後ようやく参加した念願の大喜利ファイブも思い出深いです。あの環境で自分は通用するのか、という部分を確かめたいという気持ちもあって発射台の時くらい力を注いでやったので楽しかったです。1つのお題に対して合計で120投稿くらい考えました。

【お題】海が無くなりました。そして世界に起きた異変

ドラッグストアに、何もないのが正しい棚ができた

あんまりウケなかったけどこのボケは出した瞬間スっと落ちるような感覚があって正解出せたなと思ったし面白い!行き詰まったあと、お題を冷静に捉え直した瞬間にスピード感を持って出てきたから本当に自分の中で面白いと思ったものなんだと思う。シンプルな書き方の中で普通では無い(自分由来の)発想をそのまま書き下した文章が出来上がると、いい頭の使い方が出来た!と思えて楽しいです。

この辺からは今の考え方と地続きになってくるし、結果も着いてくるようになったので、Q3で説明に使ったボケも含めてここからがマイベストボケって気がします。

【お題】画像で一言

トンボの病院に向かってる

主戦場対抗大喜利フェス2024 予選リーグ第2試合b!g!r!

パワースタイル。ちゃんとお題を雰囲気まで余すとこなく活かせてて面白いと思う。でもシンプルかつトンボって言っちゃってるから出す時はやっぱりかなり不安でしたがウケたので、何してても面白さを達成していれば手法に関わらずしっかりウケるというのをこの辺でようやく理解したからこれ以降出す時に形如何に関して不安になることが格段に減った。

ここからチーム戦が続きます。まずは大喜利W杯2024からです

【お題】さすがに警察を舐めすぎてる爆弾魔

警察も使うだろ、とゴミ袋置いて帰った

大喜利W杯2024 予選2回戦

ははは、おちょくるとかじゃなく心底舐め切ってる感じ面白い。
 おそらく大喜利やってきた中でいちばんハッキリと抜けてウケたボケ。W杯は自分が垢抜けていくきっかけになった大会で、このボケでいわゆる名刺代わりになりうるような1位のボケが出せたっていうのが本当に嬉しかった。

【お題】「自分に喧嘩の闘い方を教えてくれてる師匠、実は全人類の中でもめちゃくちゃ弱い部類なんじゃないか」と少年が思った理由

自分の乳首見ようとして息切らしてた

大喜利W杯2024 決勝戦

このボケはトルコのレネギシ・イギータのボケって感じがして気に入ってる。自分でも面白いと思ってるけど、でもやっぱりチームとしての色にも気づいたら染まってる感じ。今見るとこのボケ決勝で出したのは凄くチームとして自然な感じがする。トルコは一番きつくて一番やりがいがある、最高のネット大喜利体験だったと思う。このチームじゃないと出来ないパワハラ感溢れるプレイングも、やる気で押し切る局面もあって本当に部活みたいで熱かった。1位を取らせてもらえて、決勝戦にも行かせてくれて、本当にありが(Azitaste)体験でした。今でも勝ちたかったと夢に思う

【お題】画像で一言

この日の晩にどちらともが訪れるような、そんな焼き鳥屋でありたい

ボケクエスト7 予選リーグ2回戦グループJ

このボケ去年出した中では一番好きかも!自分の画像での大喜利の理想に近似している感じがします。画像に映ってるものをひとつも無駄にせず、かつ角度にちゃんと真価があるラインで、威力のあるモチーフを見つけて、丁寧に書き切る。それにシャンタクのフィルターを通って出たボケクエのボケという側面も備わってるので、ネット大喜利でやれることと自分がやれることをちゃんとやれたボケの成功例のひとつだと思います。

【お題】お父さんお母さん、今まで○○○

お父さんお母さん、今まで2人が使ったシャンプーの量が同じだったら気持ち悪い?

お父さんお母さん、今までの人生がおかしくて東京が普通なんだと思うことにします

ボケクエスト7 準決勝

このボケ自体がというよりこの揃え方ができたことがベストだったと思う。
シャンタクはチームメイトが既にネット大喜利の中心にいるような化物揃いだったのでかなり胸を借りて自由にやらせてもらいつつ、半端な負け方させるわけにはいかんぞと思って相当ずっとプレッシャーと戦ってた。ヒリヒリとワクワクとが両方あって楽しかった。あと普通に相当チームとして相性が良かったと思う。

去年ふたつの最大規模の大会で決勝戦まで行かせてもらえたのは本当に最高の思い出でした。チームメイトさまさまです。W杯で掴んだ大喜利をやるマインドをシャンタクで最後まで育てきらせることが出来て、今に繋がっているので本当に貴重な経験をさせていただけて有難かったです。

【お題】美術館が隣町へ引越しすることになりました。引越し中にどんなことがありましたか?

住宅街の中に急に現れる感じを全員気に入った

大喜利天文台 国盗り徳島

前後しますが、個人だとこのボケも気に入ってます。お題の取り方で引越しの様子に軸を設定する、というのを思いついてちゃんと形にして差別化できた技能的な面も、映像のドキュメンタリー的な変さと空気感の充足してる様も好きです。

【お題】旅人は気付きました。本当の宝物は○○○

旅人は気付きました。本当の宝物はリュックに入り切った途端なんだこれと思わされる

大喜利天文台シーズン20 2部予選1回戦B

このボケもやり方にちゃんと差別化する意図とその中にも明確に面白さが存在するようにしてあるので、上手さとプライドみたいなのを感じられて好きです。

○長文回答

もう1年近く出せていないのですが、僕自身がモモスさんやハシリドコロさんきっかけでネット大喜利にハマったという経緯や、加えてもともとしつこさや物量のお笑いが好き、かつ段積みしていく内容の面白さにかなり興味があることから長文ボケを好んで出していました。直接は載せませんがその中でもいくつか気に入ってるものがあるのでURLだけ貼っときます。

長文をやる上でのこだわりとしては
・内容の面白さを広くとって、その面白さを塊として意識する
・文字数以上の内容や面白さを見つける
・長くする意味があるものを選ぶ
・好きに書く

そして
・お題からは出ていかないこと
 といったものがあります。少なくともこだわりがなくただのカマシでやるべきことではないんじゃないかな、とは思います。あとは前書いたもの以上の何かがないなら書きません。じゃないと良いように見えないんですよね。これまでに3つだいぶ気に入ったボケが既にあるので今後はそれを超えるかどうかやな……でもGoogle formでくらいは出し続けたいと思います。

大喜利とは 2回戦(下)

 これは2000字程度の制限の中でその倍以上に内容や強さを詰め込めたという手応えがあったので本当に気に入っています。いまでも好き
 チームメイトからも褒めてもらえたかつ大会へのモチベーションにつなげられるような活躍も出来たので、そういう意味でも印象に残っています。

迅(vs中沢の人)
 
9000字あります、これはしつこさとか徒労さを強調するために長文を選び取ってちゃんと面白いことが出来たので気に入ってます。脱線した先の話のディテールも好み全開な感じでいい。ただタイマンの迅で出しちゃったことは変だったと思う。ごめんなさい中沢の人さん!

短考の話
 去年は短考でめちゃくちゃ成長した年でもありました。年始頃にpokopokoさん、アユミさん、暴力装置さんがキャスで12時間くらいたろうを回していた日が本当に楽しくて、またバカバカしすぎるほど自由で、自分の中で大喜利で出来ることの可能性が拡がった日でした。

またその後梅雨の前後の頃からは塩味さんが回す時のたろうにもかなり楽しませてもらいました。。普段の大喜利の形式から解放されて、主流に拾われてない中に眠ってた面白さと文章を模索していこうとする時間が心地よかったし自分からどんどん別のことをやって行ける時間が楽しかったけど、結局途中からはそのままそれが形式として理解出来るようになって繰り返しの中にはめ込んで惰性になってしまってると気づいて自力で辞める、というのを短時間で経験させてもらった。

この時期でむき出しに意味的な回答を求めようという姿勢を塩味さん筆頭にみんなでやり尽くせたのは間違いなく今に繋がってます。この時期のどのボケが、というより、この時期の皆との時間が本当に最高でした。

間違いなく貴重な時間で楽しすぎたうえで、たろうの中でそこで生まれたやり口が明確に主流と並ぶか入れ替わって、ブームになってしまって役目を終えるまでが恐らく3ヶ月前後で、このスピード感にもとても大喜利の進みと面白さに対する能動的な姿勢を感じるし、このスピード感にしっかりとついていけたのもリアルタイムでやれてたからだったと思う。正直短考は即時性と流動性を含めて楽しんでて、その場の空気の中で終わるから自分のボケをスクショとか取ったりしてなくて、ベストボケにあげたりということはできないのですが、この時期で、かつ自分を作る上で外せないことだったと思うので言及はさせてください!そして皆さんありがとうございました!

Q5.あなたが好きなボケを教えてください(複数可)(理由も教えてください)


沢山あります。突き詰めていけば僕が点を入れているボケ全てに少なからず影響を受けていると思います。そんな中でも折に触れて思い出すボケを挙げさせて頂きます。過去ログ、リアルタイム、有名なものも、より個人的な影響もすべて含めてごちゃ混ぜで行くぜええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!

これ挙げなきゃ嘘になるよってボケを紹介させていただきますので、すでに有名だったり既にGiriNewSで誰かが言及しているボケも多いです。予めご了承ください。

【お題】老夫婦が細々と経営しているゲームセンターの特徴

2階もゲーセンだと思って上がってった小学生が引き返してくる

(ドクローネさん)

大喜利W杯2022

これまでにも何度も語り尽くされてきたボケですが、やはり挙げさせて頂きます。経験獲得の共感をベースにした大喜利の中でずば抜けてると思います。面白さも勿論大喜利としての芸術点がかなり載った素晴らしいボケだと思います。初めて見たときはどうやったんだと思えたし、今ある程度経験積んでからは無意識に頭の図鑑に入れておいて、これを強度の基準にしてる気がします。

【お題】「自分に喧嘩の闘い方を教えてくれてる師匠、実は全人類の中でもめちゃくちゃ弱い部類なんじゃないか」と少年が思った理由

長袖を着たとき、服より後ろにいるみたいだった

(bmoさん)

大喜利W杯2024 決勝戦

去年自分が参加した大会で見たボケの中で一番好きかもしれません。

情けなさって感情を基軸にした上でこのお題に対しての返し方が絶妙かつ稀有だと思います。同じお題をこっちも限界まで考えていたからこそそう思うのもあると思います。

映像的にどうであるか、や動作メインにして、というような部分からかなりカチカチにボケを考えていた分、情けなさを印象まで完全に落とし込んでかつその記述も淀みなく普通じゃないのが、当時の自分には全く思いつきようもなかったです。自分の脳みそや理解を完全に飛び越えられていく感じがしました。これで3位取ってチームも優勝してるのが凄い。これを出させる判断ができたチームごとすごいと思う。こういう圧倒的にぶち壊される瞬間てマジで大喜利楽しいってなって最高なんですよね。

bmoさんご本人もGiriNewSで紹介してらしたのを見たのですが、読んでみて余りにも当人にとっては自然な経過から飛び出しているのが見受けられて、ますます衝撃でした。面白い。

【お題】坂本龍馬のセリフ「○○○の部分」をお考え下さい

(臭い紅茶さん)

主戦場対抗大喜利フェス2021 決勝戦

これも有名なボケですね、ページ全体の流れ、表情、会話の成立のさせ方全てにおいてめちゃくちゃ面白いのはもちろんの事、広範囲に面白いと思わせるべくの真剣さが熱烈に感じられます。そういった意識を自分でも高めたいと思って一時期かなり念頭に置いて指標にしていたことがあるボケです。

【お題】コンビニの中でサッカーした時のあるある

カズダンスの時だけコンビニでやってる感が出る

(私(芸人=白夜(現象さん)

このボケもすごい好きです。観察の巧みさを感じる、本当に生活の中でアンテナがビンビンの人のボケだと思う。人の動きのコミカルさを引き出す上でワードも映像も面白さにスピード感と正しさが感じられて一時期めちゃくちゃ参考にしてた。

【お題】画像で一言

サソリはお尻がペンかと

(とべさん)

大喜利大使館

お題に対して背筋が伸びたような、正しさを感じさせるボケを見れる瞬間に、僕は大喜利の楽しさを強く感じます。このボケはその最初の体験のひとつです。お題に対して過不足なく、この画像の面白さを感情によらず引き出しきってるのが凄いと思います。

【お題】画像で一言

じゃありんごジュースとウーロン茶とコーラで

(夜に駆けるさん)

主戦場対抗大喜利フェス2021

これ過去ログで初めて見たとき爆笑しました。明るいゴミ客。
面白さが塊で投げつけられたような感覚。頭を使わずに笑えるを吐き進めた先の、そもそも脳の介在を許さないくらいの面白さのスピード感があるボケだと思う。そのうえで後からボケの意味を考えても、時間が経ってから見ても面白いからすごい。

【お題】画像で一言

3250発も撃ってんじゃねえよバカヤロー

(リョウヘイさん)

ネタボケライフ第1834回

これも大好き。このボケ見ると絶対に口に出して読むようにしてます。めっちゃ気分スッキリできます。
ただただ面白すぎるから、頭ほぐしたり面白いことに向き合うためにこのボケ見に行くってことも多かったです。
このお題には他にも面白いボケいっぱいあって、そっちも見てほしい。

【お題】画像で一言

目合わせ地蔵の噂は本当だったんだ!

(Sioさん)

ネタボケライフ第2179回

このボケも個人的な領域を感じさせる大喜利ですごく好きです。お題に返すとか答えるとか、そういったものとは違うお題に貼り付けてしっくりくる文章。異常なのに正解にも感じられて、気持ちいい。かなり特別なものだと思います。

黒板に書かれていたこと

みんなの合図→ウチが貝殻から登場!!

(イービーテックさん)

セクシーアイムファインバズーカ

(シャープくんさん)

明日大喜利 決勝

この決勝戦のボケはふたつとも大好きです。
 真剣に考えて深部に潜り込んだ末に飛び出してきたボケがよく考えたらこのボケのそのままのことをやっていて気づかず出しそうになってて危なかった、という経験をするくらい根っこの部分に影響を食らっています。

【お題】画像で一言

あとはナンバープレートを書いて完成だ。しまじろう〜!

(月の戯れミルクティーさん)

ネタボケライフ第2066回

しまじろう~!←ヤバい
言ってることは分かるけど、この文脈にあってそれを文字で書いてって時の違和感すごくて面白い。これも文字だからこそできるボケだよなあ。いきなりテンションが上がって置いてけぼりにされる。

【お題】人類の歴史を千年以上見守ってきた大樹が「人間は愚かだ」と特に思った出来事

土ではなく、女の方へ向けてチンコを伸ばしている

(南部さん)

コガトナ2024

このボケは完全に視点が大樹だから好きです。人間が考える大樹ではない、本当にこっちのことをバカだと思ってないと出ない根源的な部分からの否定を感じます。「土ではなく」「向けて 伸ばしている」が本当に別の立場として言えてて、単にアホな下ネタというのみならず、すごく厳かに目の前に立ちはだかっている。

【お題】わけがわからない死因とは?

おいしいモスを食べた私が、今、モスをつくっている。し、死ぬ

(にゃさん)

ネタボケライフ第1912回

発想、角度、落とし方なにをとっても普通ではない120点のボケだと思う。本当にわけがわからない!かなり丁寧かつ伝わるものとして書かれた文章なのに内容がわけがわからないを捉え切っているからスピード感を保ったまま見た側を揺さぶってて、再現不可能なマスターピース的ボケの1つだと思います。

【お題】クラスで一番の美少女に鬼のようにブチギレされた理由

高みへ猛追し、追い抜く手前でアクセルを緩めたから

(遥か寸前さん)

ネタボケライフ第3112回

この文章が最初から最後まで好きです。美しさ=気高さのつながりを丸ごとで意識させるのを完遂している。見せることが、ボケの技術が、とかじゃなくてやっていることがそのままに面白いってところが好きです。理由お題で観念的な返答を見せつけられているのは一種到達しているようにも思う。

【お題】画像で一言

なぁ、泊まるの子供らだけで決めてええのん?

(ふぁんふぁーれさん)

ネタボケライフ第1635回

もうすでに何回も言及されているボケだと思いますが、このボケも外せません。面白いですし、この風景に含まれる魅力が無限大に増幅していくようなワンフレーズだと思います。大喜利の価値観の形成にも影響してくるほどのすごみがあると思います。

【お題】エモ過ぎると話題の時代劇のワンシーン

信長が死んだのを全員引きずってる

(chikudenkiさん)

鰐等大喜利第4期アリゲーター1回戦

エモく見せようと文章を書いたり、含みのあるシーンを切り取るんじゃなくて本当にエモいワンシーンについて話そうという1個先回った考えが自然にあって凄い。シンプルで面白いボケかつ捉え方も面白いからこれについてで色々味わいどころがあるいいボケだと思います。

【お題】カッコウは他の鳥に卵を育てさせるが、バカッコウはそれをこうして失敗する

(三ル貝さん)

コガトナ2023

絵回答、というかマンガ回答。コガトナの画像回答アリのルールを活かして自分の得意な手法で唯一無二のボケをしてる、という部分もいいとは思いますがそれ以上にただただこのボケの完成度の高さが好きです。内容も面白い、ボケ方として描くという方法を選んだことで、画が持つ破壊力もすさまじく増している。文脈外から文脈に挑んだとてもいいボケだと思います

【お題】画像で一言

ほんと綺麗な湖みたいな池でしたねえあんなにスイスイと泳ぐ魚はじめて見ましたよ僕

(アルミンさん)

大喜利たろう

サザエさんの他愛もなさに対する入り込みが凄いボケです。個々の感情による導線なしに、内容がはっきりとみなの中に普遍的に入り込むようで、真似しようとしても後追いになるようなパワーを持ってると思います。

【お題】画像で一言

これ、犬がさあ・・・

(狐鄭雲莫伝さん)

ネタボケ第3060回

【お題】画像で一言

これ、またしても犬がさあ・・・

(狐鄭雲莫伝さん)

ネタボケ第3075回

匿名性を振りにしてる。
 元々1個目のボケ単体でも好きでしたが、満を持しての2回目やったのがとんでもない。めちゃくちゃな表情になって笑ってしまった

【お題】幼い息子が街づくりゲームをやってるのを見て、すごい楽しみ方だなと思った理由

「パパママだいきらい」という名前の道路を「ほんとはだーいすき」という名前の工場で塞いでいる

(境界さん)

相席大喜利

ハートフルだ…いやめちゃくちゃ変なことしてるわなんだコイツ。親がこれ見てすごい楽しみ方だなと思ってるのヤバい
 境界さんのボケ全般に言えることなんですけど温度感の曖昧なおかしさが文章の中に空回りすることなく書き切られているのが中々見れるものではないと思います(発想や言語感覚に大きく依存する印象があるので、そもそもできる人が限られているのかも)。めちゃくちゃ面白い

【お題】画像で一言

パイロットは誰?

(chikudenkiさん)

afroタイマン企画

こういった、画像へ求められているイメージから、秘孔を見つけて撃ち抜くような気持ちいいボケにはあこがれます。

【お題】画像で一言

何よサッカーボールなんか持って、転校するんじゃなかったの

(2個さん)

大喜利発射台 中間圏

愛されキャラ 画像を青春さでも面白さでも最高の形でつかんで、中身の濃いことを投げかけていて、今見ても新鮮に面白いなー。

【お題】ピラミッドの宝物庫を開けたら実家の犬に出迎えられた男

地元の人から丸めた雑誌で頭を叩かれた

(フォークソング研究部さん)

コガトナ2024

既にお題の映像がボケてておもしろいのを、その面白さと地続きかつ爆発させられていて、お題の世界がこのボケによって完全に補完されできあがっているのが凄い。見事なボケだと思います。

【お題】オネエタレントのマネージャーが優秀すぎるとこうなる

シチュー?って言った顔のお面がもう製造されている

(頭金谷さん)

第2回相席大喜利

このボケ含む相席大喜利の頭金谷さんのボケが全て濃くて最高でした。特にこのボケは文章でも中身でも一切中身を余すことなく書き切ってて好きです。脳内丸ごと、みたいなボケ大好き!

【お題】天才コックを密着取材して意外だったこと

洋梨を小指でいじってトータル一回転させてた

(ABCさん)

鰐等大喜利第2期ガビアル4回戦

こちら側がちゃんと頭の中で映像を展開させることでこの回答がはっきりと面白いものとして浮かび上がってくる。投稿者とそれを見る側とのやりとりとしての大喜利の美しさがつまっていると思います。

【お題】テレビから消えた一発屋芸人は、世間に対して今こんな嫌がらせをしている

車を契約する時の紙によく描かれてる

(俺風さん)

裏パフェ3 決勝

想像した時にめちゃくちゃ面白かった。文章で全部想像できているから、知らないもしくは考えられないことでもその瞬間に脳内で確実にそうだと思えるボケは、発見そのものとしてとても価値があるような気がします。

【お題】画像で一言

例えばみんなが何気なく飲んでる水

(電球金魚さん)

ボケクエ5 決勝リーグ2回戦

名作ボケですよね。おそらくこのボケ見て大喜利に対する意識を変えさせられた人はかなりの数いると思います。俺もそうです。画像に対して絶対的なひとつの文章で、タイトル的だから背景や今後のことまで全部をぶつけられたような感じがする。BGMまで聞こえてくる。

【お題】画像で一言

どうか、とんでもない爆風が私を連れ去って

(私たちさん)

大喜利天文台シーズン4

ハハハ!エロ過ぎて激しくなっちゃってる。画像の率直な雰囲気もこのお題で欲しいものも完全に拾い切ったテキストでめっちゃ面白いです。

【お題】世界一難しい数学の問題に直面したアホ山くんの頭の中のイメージ

現在の時刻をただ数字として見るのではなく、顔に浴び感じた水飛沫の量に置き換えるような思考、つまり人類が共通して持っている形式を放棄し、感性というフィルターを通して新しいものを見いだす、そういう頭の使い方はアホ山くんにもできる、いやむしろこれこそがアホ山くん得意分野なのでは?という先生の決めつけ、偏見により、このテストは絨毯の編み目をひとつひとつ数えていく作業を飛び越え、アホ山くんが絵本の世界に飛び込むような45分間となった。ここでは詳しい説明は省くが、このテストは新学社で発行されている小学校2年生用の問題が20問と、文部科学省によって制作された特殊問題が5問の、計25問からなる。後者は紙上に文字記号の類いが一切存在せず、数枚の抽象画だけで構成されている。後者の内容はトップシークレットであり、試験監督の役はアホ山くんが在校している小学校の教員の代わりに、文部科学省の大臣が務めることとなった。なおこのテストの対象となった小学生は、世界でアホ山くんただ1人である。

持ち込みが許可されている道具が無双竜機ボルバルザークのみという、ありえないルールは、当然ながらアホ山くんの脳内だけで完結した、架空の設定である。前半の20問をすべてスルーしたアホ山くんは、鼻と唇の間に鉛筆を装着し、お決まりのウンチングスタイルを披露しながら、マインドフルネスの世界に入り込む。アホ山くんにとって、抽象画はすべて九九である。そしてその九九表を構成する数字にも、違うイメージを見てとる。アホ山くんにとっての0~9はそれぞれ「ボール」「電柱」「白鳥」「マンション」「船」「受話器」「お母さん」「キリン」「チョコレート」「桜」である。

「これらのイメージがアホ山くんの計算力にどう影響するのか」「前半の問題が解けていないのなら、多分無理なんじゃないか」と思われるかもしれないが、実はこのテストの意図はそこではない。アホ山くんが0~9の数字から何をイメージするのか、それだけが文部科学省の大人達の論点である。しかし上記の結果を観測した文部科学省大臣は、アホ山くんの口内に仕込まれた毒薬を破裂させる機械を作動させてアホ山くんを毒殺してしまった。大臣の釈明文はこうだ。「3がマンションとかちょっと変で面白いところもあったけど、やっぱり普通の子供の範疇やね。でも別に何をイメージしたとしてもスイッチは押してたかもしれん。俺のこと知ってる人なら分かってくれると思うけど、俺はそういうとこがある」

幸いアホ山くんは自力で119番を押し、一命をとりとめたが、運ばれたのはえろい病院で、ここで行われている触診は成人した俺達にとっては可愛いものだが、こんなカスみたいな出来事もアホ山くんにとって砂の城を崩されたような一大事である。

(ABCさん)

ネタボケライフ第2993回

当時採点していて迷わず満点をつけた。報告書的な堅い言い回しと砕けた語り部調の混ざるような書き方が渾然一体となっているのも好きですが、最後の一段落でバカさも世界観としても人物としても、魅力が膨れ上がるのが何よりも素敵だと思います。

【お題】20年売れてないジジイ漫才師が今朝捨てたアイデア

客の笑い声で転ぶ

(fooさん)

大喜利たろう

たろうで一番好きなボケ。これ見た時完全に映像が浮かんでザコすぎて爆笑した記憶がある。

【お題】自宅のクローゼットに死体があったけど、脳が自分を守るために何も見ていないことにして、普段通りの生活に戻った男

そろそろ自分の髪の毛ぐらい切れるようにならないと

(三味線状態さん)

相席大喜利

そんなタイミングないって…
 無理やり平静にしたせいで生まれてる発言の異常さを素面の文体でやり切っているから、より染み入るような恐ろしさになってる。

【お題】「お揃いの服でお出かけする」「ハートのストローで飲み物を飲む」はわかるけど、流石にそれは意味がわからないバカップルの行動

万引きを見たあとそのままキスする

(butterさん)

裏パフェ

めちゃくちゃ気持ち悪いのに二人にフォーカスしている映像のつながりが強いからすごく理解できる気もする……こっちの感覚ごといじくられるのがたまらないです。

【お題】あなたが死体を山奥まで運んでいる生配信に「今北産業」というコメントがつきました!視聴者の型に今までのことを3行で説明してください

パワプロをやる
アイス買いに出かける
レジで先生に会う

(Dシンカーさん)

大喜利かけ算タッグ

1行ごとに体温が奪われていくような感覚がある。
文章それぞれ自体はとても日常的なことを書きつつ何かが欠けたような生々しさがある。BGMのない映画を観た後のような感じになる。当時感動したボケです。

【お題】それは別に兄弟愛とは呼ばない

自分がめちゃくちゃ気持ち良いとき、弟が何をしてるかちょっと考える

(夜長姫さん)

大喜利パフェ

パフェの閉鎖前に色々ログ漁ってる時に見つけたボケでおそらく3年以上前(4年近く前?)のボケなんですけど、去年の今頃に自分が目指していた、観念に近いようなより根本的なことを説明して面白いを完全にやり切っていてすげー!となった。

【お題】男性のセリフをお考え下さい

(けいれんさん)

ボケクエ4 決勝

wwwwwwwwwwwwwww
こっちが為す術なくお腹見せちゃうようなボケ方大好き

【お題】「あおり運転の神」と呼ばれてる人が独占インタビューで語ったこと

もういい?ガキのスイミングあるんだけど

(スピーチバルーンさん)

裏パフェ2

お題のキャラクターに忠実にやることで、とぼけずともハッキリと面白さに繋げられるって衝撃を受けた。忠実さを重視するようになったきっかけのボケです。

【お題】画像で一言

私より手がきれいになるとは思えんがね

(五能ファイアさん)

旧大喜利ファイブ

めっちゃ弱い厄介者。当時見た時も好きだったけど大会とかを通してより。画像にある情報だけから完全に面白いものを引き出した上で画像全体が面白い。ってのを、最近になってかなり力強いものだなと理解してきた。

【お題】表向きは町のお医者さん。
しかしその実態は…

布団から足が出てる写真を買ってくれる

(イービーテックさん)

大喜利天文台1部 シーズン10

これ初めて見た時にこんな答えがあるんだ!と思ったのを憶えてる、当時はまだまだ大喜利やる上でいかにお題に合わせるように取り組むのか、という視座からやりがちだった中でこのボケはお題そのもので、完全に中に入ってないと出ないからネット大喜利ではここまで行けるのかと思って懐の広さに感動した。そういうのを初めて理解したタイミング。

【お題】「もうこれでギャンブルは辞める」と固く決意し、人生最後の競馬を観ているおじさん

そらそうなるだろってくらいビールに顔が映ってた

(38.8℃さん)

ボケクエ7 準決勝

このお題はおじさんの動作よりこの状態の心象が見えるようなボケが面白くなると思っています。その上でこのボケはそれプラスアルファと、笑えることを大切にする姿勢どちらもがしっかりはまっていて、見たいもの以上のものが見れた!と思ったので憶えています。

【お題】「この学習塾に自分は馴染めないだろうな・・・」と思った理由

弟が覗いてる窓が乱暴に閉められた

(神谷テクニカさん)

裏パフェ

ザンッ。日本刀で藁切ってるみたいなボケ。刀もいいが姿勢の良さを強く感じます。

【お題】邪魔する奴は指先一つで ●●●さ

イカせまっ

(最後の侍さん)

face to fame Z 

SNSでふと流れてきたこのサイト見たら奇妙な面白さがいっぱいあって衝撃だった。中でもこれあまりにもで一番笑った。口ずさんでみると面白い。

【お題】画像で一言

夕刊ってなんだい、気持ち悪い

(エコノミーさん)

ネタボケライフ第2286回

今にも画像が動き出しそうな。当てるタイプのセリフには上手いこととか拾ったことではなくて画像そのものに活力を与えるようなパワーこそが必要だと思うのですが、そう思うのはこの画像のことが念頭にあるからなような気がします。

【お題】「カッコイイ女」ってどんな女?

めまいに時間をかけない

(副編集長さん)

主戦場対抗大喜利フェス2019

ズドンという面白さとカッコ良さ。一文がカッコよくて、意味もカッコよくて、映像もかっこいい。これがこの文字数で全部描かれてる美しさ。

【お題】◯◯◯「アハハハハハ……あ〜恥っず…(両手で顔をパタパタしている)」

手錠つけたまま脱獄した女の子

(風下さん)

女の子大喜利のお題

このセリフを言ってる人の人格と一緒に世界観と前後まで言っている。拡がりが凄いボケで結構な頻度で思い出します。女の子大喜利のお題には2年ほど前までかなり打ち込んでいて、その時に知った人間らしさの面白さはいまも活かされています。最高評価を受けた回答がまとめられたページがありますので是非ご覧ください。めちゃくちゃ面白いです。→リンク

【お題】普通に生活してて一番辛いこと

エレベーターの上が花畑になってる

(懐かしむ会さん)

afroタイマン企画

普段の生活の中の不明点を手繰り寄せて、その上で描き方を全く外さず画の強さを保持してる。こういったいきなり着想の部分から始められてるボケって面白さに対して常に評価が伴ってない気がする。

【お題】桃太郎や浦島太郎などの童話が一気にオワコン化していったきっかけ

童話が大好きな人たちが童話に携わる

(セントラルゲートさん)

相席大喜利

面白い所からすぐに出発出来てて、自分達にもそれを教えてくれるようなスピード感がある。

【お題】龍神様への生贄に差し出した女が龍神様と互角に戦っているのを見た村人の野次

僕は学校の先生で彼女の成績をつけたこともあるんですよ、もちろん厳しくね

(セブ牛さん)

コガトナ2023

ウザ。村のおじさん世代の先生。

【お題】「 孫悟空 、 戦 」
以上2つのワードを使って一文を作って下さい。

戦艦の意識に触れた孫悟空「オメェ、悲しいのか」

(Workaholicさん)

ボケクエ3

文章が持つ魔力と示している質感の重厚さ!初めて見た時痺れた。

【お題】笑い声をバカにされたおじいちゃんが取った行動

小舟で登場し、色んな人からお酒を貰ってる

(インブルーさん)

大喜利大使館 準々決勝

小舟で登場し、が大好き。この部分でボケの色合いまで鮮明になってる気がします。

【お題】これはバスケットボールの試合ではなく悪魔召喚の儀式ではないか?と思った理由

バスケが生まれた年の試合に似ていた

(さん)

コガトナ2024

展開がハッキリと見えて好きです。返し方としても発想の生まれ方の想像しうる道筋としてもかなりすごいことをやってると思います。

【お題】応募者が全く来なかった求人広告の内容

(バサラ大将さん)

ボケクエ

頭ピカーンなった。すべての箇所で爆笑した。自分たちはおろか周りと全てにおいて全く違うことして面白過ぎるの感動した。
桂歌丸 桂歌丸 桂歌丸←wwwwwww 

【お題】火縄銃や刀ではなく石を投げて戦っていた戦国武将のエピソード

石を拾おうとした時、前の兵士の刀が目に入りそうで怖い思いをした

(まな!さん)

コガトナ2020

エピソードを聞かれるボケで一番すごいと思う。鮮明な映像と感情がしっかり書かれてて、説明っぽさとか余計な真似をする言葉がなくて、感情としての人間らしさと文章としての豪快さどちらも感じる。こういうボケが出来るのってまな!さんしかいないと思う。

【お題】生物が絶滅した惑星で後片付けをしているロボットが感じる小さな幸せ

アコーディオンの蛇腹をなぞるといわゆる発情に近い状態になる

(博士の生い立ちさん)

コガトナ2023

単なる要素や世界観の切り貼りなど手法的に解説できてしまうところからは生まれない、好みとその徹底的な洞察から生まれた発想の塊のようなボケだと思っています。俺の中で好みかつやっててよかったでいうとこのボケは間違いなく入ってきます。酷く頽廃的な映像の中でどこまでもロボットであるロボットの映像が切なくも気持つ悪くて、でもめちゃくちゃ絵としては面白くて最高。このお題もよいのでCGIとしてもかなり好みです。

CGI丸ごとで好きになることは結構あります。気合が入っていたり、楽しんでいたりで熱量や方向性が合致していると完成度が高いきれいなCGIになってカッコいいです。思い浮かぶものをいくつか載せます。

コガトナ2024 セトピアVSぜっとくん

弾けるようなアホさに互いがしっかりと打ち返しているのが印象的だった。投票しながらめちゃくちゃ笑ってたから憶えてる。お互い全く引けを取ってないです。

大喜利W杯2024 決勝戦

自分も参加していたけど、ここまで熱のあるCGIは中々ないと思う。全員の気合が段違いで、その上で勝ち負けがついている感じがとても意義のあることに思える。

ネタボケライフ第2245回

結果画面が神回といえばこれだと思う。爆笑するポイントが何個もある。みんなが完全に同じ方向でふざけようとなってるから一体感も満足感もすごい。個人的にはちゃんこフォンデュさんのボケが、上から順番に読んでいった時の感じも含めて大好きです。

余馬10番勝負 ここから➂

単純に最近で一番くらい笑った。隙間時間に見返して元気出してる。

ボケクエ6 決勝戦

ボケクエの決勝はどの回もすべて面白い(お題がまず面白い、俺はずっと名人維新の決勝お題をやりたくて頑張ってた)のですが、その中からも代表して6の決勝を上げます。当時から好きで点入れてたボケか、今だったら点入れるってボケしかないです。この回の決勝は動画も存在するのでそれと併せてみてほしい。当時から七億さんのボケが好きです。ドクローネさんのボケもすごいです。

鰐等大喜利第3期 クロコダイル 4回戦

旧鰐等は参加できなくても毎回結果を見ててその度かなり殴られたような気持ちになってました。中でもこの回はCGI丸ごとで好きです。文章でのふざけ方の展覧会みたいなCGIです。

本当はまだまだあるけどここまで。全部かなり影響されてます!面白い!こういう1個1個について話せるボケが(自分でも)どんどん増やしていけたら最高だと思う。

Q6.あなたが好きな大喜利プレイヤー(もしくは最近注目してる大喜利プレイヤー)を教えてください(複数可) (理由も教えてください)


どちらかというとボケ単位で影響・吸収していく方なのですが、それでもこれまでボケ方や考え方などで影響を受けた人はたくさんいます。皆さん僕が言うまでもなく素晴らしい方々です。僭越ながら紹介させていただきます。

まず、自分が明確に影響されたというより無意識に影響されているであろう人たちの名前から上げます。その環境の中でずば抜けた面白さを発揮している人たちは蓋し同時期にやっている人たちへ影響力を与えており、ある種歴史の先頭にいて大喜利の大気を代表しうる人たちだと思います。(その環境と呼応する性質上、この顔ぶれはこれまでに何度も生まれ、都度変わってきていると思います)

僕の場合だと、悠祐ゆっけさん、坂本さん、ぺるともさんがそうです。勿論皆さんのボケからも多大な影響を受けましたが、おそらく実際に認識している以上にその影響下にいるのだと思わされることが多々あります。自分が元々持っていて、過去成功させてきた試みが受容されて規範になっていった環境全体とも向き合っていて凄いことをやってると思います。

悠祐ゆっけさんのボケは説得力が段違いで、CGIで凄く光って見えるという経験はもう数え切れないほどありました。大会を通して強く、磨きがかかっていく勝ち方も凄いと思います。何についてもみんなのやりたいこと目指す面白さの先の先にあるものを出している印象で、悠祐ゆっけさんのボケを見る度大喜利とはこうだ、と思い知らされます。

【お題】画像で一言

味じゃなくてさ、蜂が運んだって事実が好きなんだよ

(悠祐ゆっけさん)

ボケクエ7 準決勝

絶対に言ってる、かつ!だからすごい。このかつが出来る人は少なく、ましてや悠祐ゆっけさん以上に面白いものを引き出せる人がいない。爆笑しつつ感動しつつ4点入れるしかなかったです。

【お題】ハーフタレントの私生活を放送する番組が突然打ち切られた理由

交番を見たとき、顔の前で拳をひらいてドカーンと言った

(悠祐ゆっけさん)

鰐等第3期クロコダイル3回戦

確実にハーフタレントだし確実にヤバい。具体のボケを考える時自然とこのボケを諳んじている自分がいます。

【お題】お尻の大きな受刑者ばかり集められたデカシリ刑務所の日常

座った勢いで立ってしまい、何だ今のは?と説明させられる

(悠祐ゆっけさん)

コガトナ2023 準々決勝

完璧でヘビーな映像。皆が感じる面白さが重なって爆笑させられるような。掌の上にいるような錯覚がする。

坂本さんは、いつごろからずっとなのかは分かりませんが先導しうる抜群の面白さを実績でも特異性でも常に発揮されているのがすごいです。主流にあるものやその担い手に価値観で多大に影響力があるのはもちろんですが、ご本人はその1個また上のステージにいて誰も追っつかせてないってのがいかついっすね。

【お題】日本の芸人を研究しているフランス人の論文に書いてあったこと

中田敦彦は大好きさ、ジョンレノンと似てるからね
AV女優に背中を撃たれて気球が行っちゃったペケポン

(坂本さん)

鰐等第3期クロコダイル4回戦

めっちゃ変なのにめっちゃ学者。坂本さんのふざける時のボケがかなり好きです。後半のこっちを転ばせてくる面白さの感じたまらない

【お題】欠陥住宅に住んでるのに引っ越さない理由

俺を男にしてくれ、と思いながら帰宅している

(坂本さん)

大喜利ファイブ

当時こんな繋げ方があるんだ、と思った。こういう捉え方そのものを飛び越えられひっくり返されるようなボケが見れるのは、大喜利が前に進んでいくと共に無力感を感じる。

【お題】画像で一言

夢のタッグで、潜水艦を開発している

(坂本さん)

大喜利天文台1部シーズン7 

結構前に勝つために上位回答のすべてを学び取ろうと思って、思いつくまでのプロセスを自分なりに逆算して導き出そうをしていた時期があって(そんなに意味なかったです)、その時このボケを見て何もわからなくなって挫折しました。その上で直接的に脳に訴えてくる感じがある。お題に対して、当たり前ではないのに確実にそうだと思わせ得る面白さを秘めたつながりを発見する(ないあるあるという言葉でまとめられることで身近にされたことをわざわざまた分解して説明しただけになってるかもしれません)というネット大喜利の価値を体現しているボケの代表例だと思います。

ぺるともさんはそれこそ大喜利を始める以前から知っていて、大喜利に興味を持つきっかけの人でもあり、抜群の面白さを認識しておりましたし、大喜利始めて過去ログを見るようになって更にその面白さに何度も喰らいました。爆発力や、押し切る面白さで言うと肩を並べる人はいないと思います。

【お題】画像で一言

クルム・伊達・公子からの手紙だ。早く・中身・見てみよう

(ぺるともさん)

ネタボケライフ第2560回

これが僕の原体験的なボケです。本人の持つ面白さで通すようなボケはなんでもありと評されてしまうことも多いと思いますが、このボケはそういう考えを振り切る強度があって凄まじいです。画像に対して無駄なく、他にあまり見ない気持ち悪さがあって最初見た時度肝抜かれました。脳ごと揺さぶられるって感じがあった。

これ以外にも、最初の頃はぺるともさんがネタボケで出していたボケの色々を何回も見て笑いながら学んでいました。力強く面白いと思わせる豪快さは唯一無二だと思います

ここからはより個人的な体験として直に影響を受けた人たちを紹介いたします

チームスライムベス
 ボケクエ4・6にチームスライムベスとして参加していたハシリドコロさん、モモスさん、極道の娘さん、堀手さんから絶大に影響されてます。

ハシリドコロさんのnoteにあるスライムベス振り返りを読んだところから僕のネット大喜利は始まったと言っても過言ではありません。読んでてめちゃくちゃ面白いです。当時かなり大喜利で滑り続けてて自信も失って楽しくなくなりかけてた時にこれを読んで、面白いものへ注力するということそのものがいかに面白く素晴らしいことなのか、とことん思い知らされました。noteのリンク貼るのでまだ読んでない方々も読んでください。全部が僕のエッセンスです。
ボケクエ4
ボケクエ6

メンバーの皆さんそれぞれから影響されています。

堀手さん

【お題】昆虫博士がたった一度、虫に嫌悪感をもったエピソード

蝶々がかすめて通るはビルディングの直線
蝶々の嵐の中で人は気が狂うだろう
蝶々のスカートに男が丸呑みされるのを見たんだ
蝶々は最後まで男を愛せないだろう


という詩を見て涙を流したあと、蝶々/蝶々/蝶々/蝶々が心臓/直線/女/女だと知った

(堀手さん)

ボケクエ6予選1回戦 没ボケ

大喜利以前にも遡る自分が根本何を面白いと思ってるか(しつこさ、角度、表現etc…)に完璧に突き刺さるボケで、これまでに何度も思い出してきました。

見た目もやってることも見終わったあとの感情も全てが変。正直これについては好きな理由を言えなくて、ただただ心から面白く感じるからに尽きます。自分のボケを解剖していったら自然とこのボケの影響下に辿り着くような気がして、かなり意図的に違うことをやろうとしてる節もあるくらい自分にドンピシャに面白いからってのに尽きます。これ本当に面白いと思う。

極道の娘さん

枠組をとっぱらった先でこちらがもはや見て楽しむ側に回らざるをえなくなる程、ただただ圧倒されています。個人の領域の一個突き抜けたところにいると思う。

【お題】画像で一言

このおじさん死になさい

(極道の娘さん)

ボケクエ4

他に例のない面白さ、突き放しに突き放している。

ハシリドコロさん

ボケクエ4で出していたルイス武蔵が僕がこれまで見た中で最も好きな大喜利の回答です。このボケには大喜利を飛び出して面白いという感情そのものの広範さを再認識させられ多分、僕自身が長文ボケにアイデンティティや価値を感じるのはこの経験が大きいです。

↓のリンクで直接ご覧ください。
ボケクエ4 予選グループH2回戦

【お題】潰れた温泉宿の看板に書かれていたこと

い裸っしゃい
草津おもてなし兵器

(ハシリドコロさん)

大喜利大使 第3回

おもしろ。ほんとに看板見てるのと同じ気持ちになる。

ハシリドコロさんはGoogleform大喜利でも好き勝手やって面白いです。いつまでも追いつけないな~と思いながらいっぱい笑わせてもらってます。

モモスさん

モモスさんはやってることが本当にカッコいいと思います。下ネタに、書きすぎなくらい書くボケに、皆がやらなくなっていくことすべてを大切にし続けてその果てにあった開けた境地で生活を営んでいるようにボケを出していて憧れます。

【お題】第3形態あるある

ちんこにもまんこにも似ている

(モモスさん)

相席大喜利

バカバカしさの根底にモモスさんの美学が詰まった最高のボケ。変貌に変貌を重ねた末路特有のグロテスクな崇高さすら感じるおぞましさめっちゃ分かる。それをこんなにアホに書き切るのが流石だと思います。モモスさんにしかできません。

第6回4×1大喜利リレーのこの長文回答も好きです(リンク参照)。文字数以上に内容が詰められており、たった2100文字なのに一冊読み切ったような読後感があります。長文で回答する時どのくらい仕上げるのか、という精神性の面で多大に参考にしたボケです。

祭囃子さん

俺が最初に名前を憶えた大喜利の人が祭囃子さんです。

3年ちょい前のb!g!r!の企画で「今日の感想をどうぞ!」みたいなお題(今思えばこれ自体だいぶ変わってるけど)に祭囃子さんが出してた「野原しんのすけの顔がチンチンみたいな形の美顔器ローラーになってる絵回答」で爆笑した体験が、僕がネット大喜利にハマる直接的なきっかけです。いつまでも楽しめる趣味を見つけたな、と瞬間的に確信しました。こういった経緯からアニキのような存在ですね。

持ち味は決してそういう回答ではなくて、文章のさっぱりとした、でも絶対にポイントを外さない強さを感じる回答で、やりたいことがブレないカッコよさがあります。

【お題】こんな状況で無音になったら怖い

アンパンマンが煙突から出発するシーン

(祭囃子さん)

vsたろう勢

お題に合った温度感に辿り着いて、それを伝えるモチーフ選びのスピードと技術が祭囃子さんは群を抜いていると思います。たろうとかでご一緒するたび面白いです。

北戸田スイッチさん

b!g!r!出身で始めた時期が相当近くてライバルだと思ってたのにあっという間に圧倒的な差をつけられてて、自分が明確にその背中を追う側になった。女の子大喜利でずっと面白かった。自分の感性を最重要視して、衝動と言ってもいいくらい自分にしっくりくるものを出している感じが自分にはできないことだから見ていて面白いです。

【お題】オタクに優しいことを表彰されたギャルの壇上でのスピーチ

好きとかじゃねーってお前ヤバ!話すくらいするくね普通にマジ黙ってなうちの時間だから今

(北戸田スイッチさん)

女の子大喜利のお題

これをリアルタイムで見た時に、この出力ができる人に勝てるわけがないと思って白旗上げた。ちょっとトラウマ、今見ても体が震える。アッパーで芸術性が高いってのも個人的にかなり好き。

はさあかたさん

ずっと面白いです。でずっとカッコイイです。はさあかたさんの面白さは勝ってるときも勝ってないときも常に芯がある。そういう一貫さの面で魅力がある人です。

【お題】画像で一言

お二人が映画館にいる間、ものすごい雷が鳴ってたんですよ

(はさあかたさん)

主戦場対抗大喜利フェス2024 b!g!r!二回戦

同じお題に投稿して、実に200点差つけられて納得するしかなかったボケです。このお題への踏み込み方も、洗練された文字の運びもすごく好きだった。やろうとしてできないことを完成品で投げつけられたと思って悔しさもすごかったのを憶えています。いうことなし、面白い……

同じCGIでいいものを出して、ちゃんとウケて2位だった上での自他共に認める圧敗した。

【お題】「もう旅行するの辞めようかな」と思った出来事

長いし読みづらいので飛ばしてください。

僕が通ってた幼稚園では、その前の年に卒園した生徒が参加する競技(障害物競走)があって、僕も参加しました。
そのときの僕は無限大だったので、障害物競走も1位を取れると思ってたし、久しぶりに別の小学校に行った友達とも再開できるしで最高の気分だったことを覚えています。
運動会当日、父親と一緒にこんな道だったわみたいな話をしながら幼稚園へ向かい、さっそく友達を見つけました。
狭い園庭にぎゅうぎゅう詰めになってる保護者達をかき分けて、友達のもとへ走りました。
喋った内容は覚えていないけど、とにかく喋りました。
友達と一旦別れたあと、しばらく別の競技を見ながら障害物競走へのやる気を高めていました。
そして障害物競走の時間が来ました。
急いでスタートの位置に向かうと、そこにはすでに集まっていた同級生が集合写真を撮っていました。いじめとかではなく、父親が僕に伝えるのを遅れたためです。
写真には写れなかったけど、僕には障害物競走があるぞと思い直し、それに集中しました。
順番を待っているあいだ、とにかく自分のことばかり考えていました。写真に写れなかったこと、自分は障害物競走が得意だろうという根拠のない自信、そればっかり。
いよいよ僕の番が来ました。
スタートと同字に最初の障害物である平均台のゾーンです。幼稚園に4年通っていた僕はこの平均台と何回もふれあってきました。なので平均台の上を走ることなど容易で、最後は平均台の終点の高い位置にある折り紙の手裏剣をジャンプして取りました。
どよめきが起こっているのが多少分かりました。
その次はけん玉を大皿の状態で運ぶゾーンです。
けん玉が苦手な僕は大皿に乗せることができず、幼稚園時代のライバルに抜かされてしまいます。先生からの「手で乗せてもいい」という指摘がなかったら、そのまま再開発になっていたでしょう。
追いかける立場となった僕は、次の跳び箱のゾーンに向かいます。跳び箱は三段と五段に別れていて自信が満ち溢れている僕は、当然五段を選びます。失敗して転びました。
燃え上がる闘志と恥が僕の体をすぐに起こしました。
転んでからすぐに立つのは今の僕の特技でもあります。
跳び箱を超えた先はシンプルなコーナーと直線です。
ライバルとはもう3馬身ぐらい差を付けられていましたが、それでも全力で走りました。途中で脇に置かれた鉛筆を取り、ゴールしました。2着でした。
このような結果でしたが、自分的には満足していました。久しぶりに幼稚園に来れたこと、憧れてた障害物競走ができたこと。とにかく楽しかったです。
まぁ後悔しているから覚えているんでしょうけど、とにかくいい思い出だったと、今書いているうちに思いました。
後日、その様子をビデオに撮っておいたらしいので、平均台ゾーンだけは自分でも観たいと思って楽しみにしていました。いざそのビデオを見ると平均台ゾーンでは園長先生の後頭部が写っており、僕の姿は見えませんでした。かろうじて手裏剣がなくなったのは確認できました。僕はそのビデオを最後まで観ていません。こういうことがあって今の俺があります。

(はさあかたさん)

とお喜利#4

Googleform大喜利の長文ボケです。
これまでに挙げたボケのような、大喜利として見た時にどうであるか、とかボケ方としてどうかについてとは少し違う、ただただここに書かれてある内容の面白さそのものから、自信の価値観に相当影響を受けています。ずっと内容としてもかなり読んでて面白いし、物語のあることを言っているし、最後の段落で急速に文章から温度が失われていくのがゾワッとする。はさあかたさんの面白さの理由・エッセンスが詰まってる文章だと思う

pokopokoさん

pokopokoさんがやってることは実は僕やそれ以降の世代に対してすごく影響力があって、皆こぞってやろうとし始めたんですけどpokopokoさんが圧倒的なのがいいと思います。誰もついていけてないです。大喜利について、また思考に没入する感覚について理解しきっていないとやれないいわば職人芸をやってる。お題に対して答えるって行為自体フリにしてしまってるような、誰しもが考えうるのに誰にも思いつけないようなものがいきなり現れてびっくりします。ただただお手上げで笑っちゃいますね。

【お題】「この町は狂ってる…」何でそう思ったの?

「ここは何の施設なんですか」と聞いたら「ここは水を綺麗にする施設ですよ」と言われて突き放された

(pokopokoさん)

鰐等第2期クロコダイル2回戦

やば!このボケ当時見た時本当に面白いのにその理由が分からなくて呆然としてた。今になったらわかるけど絶対に面白いと分かるのと同時に質量と要因とが膨大過ぎて硬直してた。すごいです。

【お題】夏休みに出会ったかわいいお化けとの思い出

バスに揺られながら、どこまで行くんだろうとお互い思ってた

(pokopokoさん)

butter組手

人に教えてもらって知ったボケです。これもpokopokoさんならではの絶妙な思いつかなさに加えて、お題の登場人物同士がこうであることが面白いんだと、こちらもお題に立ちかえらせて映像そのままを思い起こさせて面白くなるのが、当時性も兼ね備えていて本当に重要なボケでもあると思います。

アオリーカさん

発想の過程までむき出しなほどはっきりとした出来上がりのボケで書いてることが面白過ぎて勝つのは率直にとてつもないことだと思います。過去ログからインプットするときに何回もアオリーカさんの過去ログで立ち止まってすげえ…と思わされました。

【お題】「 パズーとシータ 、 飛 」以上2つのワードを使って一文を作って下さい。

あまりに堂々と投げ飛ばされたので、パズーとシータは自分の財布とは思わなかった

(アオリーカさん)

ボケクエ7 準々決勝A

シャンタクは投票画面切り替わってすぐにギラギラした眼でおなじCGIの他チームのボケを見てたんですけどその状態のチーム内でこのボケがめっちゃ面白いって話になった。上に書いた通りのアオリーカさんの魅力がたっぷりつまったボケ。決勝のボケも同じようにアオリーカさんのおはぎメーカー面白いって話になった。ぼくたちは皆…アオリーカさんのことが大好きです!

あたらしいまさかね🐈さん

【お題】笑い過ぎたおじいさん

冷蔵庫と冷凍庫と電子レンジと炊飯器とキッチンの上とトイレのドアと脱衣所の扉と浴室の扉と浴槽のふたを開ける

(あたらしいまさかね🐈さん)

迅-奮迅の間-

このボケを始めて見た時長いこと笑った後段々と感動が湧き上がってきて、それが大喜利において後にも先にもない体験として心に残っています。ネタボケのお気に入り回答の数に現れているように新旧問わず様々なボケを見てその上で独自性を大切にして常に変容しながら大喜利に真摯に取り組み続けている方だと思っています。

【お題】魔法をかけられたと思って、目を瞑ったらなんにも起きてなかった人がまず取った行動

ブルーシートの表面を模様かと思って凝視する

(あたらしいまさかね🐈さん)

大喜利精肉店

最近のだとこのボケも。このシンプルな一文の中に濃密な思考と発想が見えて好きです。

ツイタチさん

去年のコガトナでツイタチさんが明らかに1個ステージの違うボケで優勝し切ったのが本当にカッコよかったです。面白いものを追求していった結果いろんなことをやっていて、それをつながりで見た時に一人の個人から生まれたものだと分かる状態になっている人はマジですごい。

【お題】日本人「日本には四季があるんだ」
六十四季ある国の人「○○○」

別のでこい、日本には絶対なんかあるだろ

(ツイタチさん)

コガトナ2024 1回戦

おもしろいなー!リアクションとしての面白さで最大出力出してる。

【お題】56億7千万年後ついに人類救済のために現れたが「グラビア界に黒船襲来!」くらいの扱いを受けている弥勒菩薩

メガホンを口元に持っていくと、とにかく自分で持とうとする

・言うべきことをただ言うだけでいいのに、伝わる言い方にしようとする

(ツイタチさん)

コガトナ2024 準決勝

正攻法のもう数段先でおもしろさを完成させてるのが圧巻。扱いを受けてる側の働きかけで雑な扱いがより確定していく面白さがふたつはっきりと並べられてて面白い。個人的にはふたつ目のボケの、ボケ方そのもののスケール感が働きかけて大きくなっているのがめっちゃ好きです

ふふふさん

誰もやってないことを誰にもやれない精度でやっていて憧れる。「それがあったのか」と思わされる。そもそもの大喜利の角度に対する意識が違うんだと思います。

【お題】まだオーケストラの演奏が始まる前なのに「この演奏会、ハズレだな」とわかった理由

フルートを束ねてた輪ゴムがこっちに飛んできた

(ふふふさん)

主戦場対抗大喜利フェス2021

ネット大喜利で示されたその価値観の結実の一つと言ってもいいボケじゃないかと思う。強い発想を起点にしてその一個進めた1番面白い瞬間で落とすというのが、難しさのない文章で伝えられてくる。クラクラする!

【お題】画像で一言

夜中に起きてていいというのが、当時は衝撃だった

いい人だったのに、主催者になってしまった

(ふふふさん)

ボケクエ6 3回戦グループA

どちらに4点投票するかでめちゃくちゃ悩んで蓋開けたら同じ人のボケだった、という経験を初めてしたのがこのボケでした。

ペニ森さん

実は一時期、真似しようとしてめちゃくちゃ失敗した経験もあるほどペニ森さんの破壊的なボケにしっかり頭をやられました。ネタボケのペニ森さんのすべてが面白いです。ペニ森さんのボケはネタボケで、お気に入り数順に並べた上から順にすべて見てほしいです。

ペニ森さんのネタボケのプロフィール

お化けぬこさん

ネット大喜利を体現している数少ない天才の一人だと思います。ネット大喜利でいえば脳の中身がそのまま直で吐き出されたようなボケで感性ごと飛び越えていくような思いがする。割と歴が浅いうちからスプシでご一緒する機会も多くて、そういう時やたろうでめちゃくちゃなふざけ方をしてる時もクオリティや深さで一線を画す力で全部かっさらっていく感じがカッコよくて、意識の枠をどう取り外すかでかなりお手本にしていました。noteの大喜利論も独自の角度をかなり詳しく書いていて、読み応えがあります。

【お題】画像で一言

鯉のぼりもそうだそうだ言うとるわ

(お化けぬこさん)

鰐等は強いのか?

会話の空気感をそのまま閉じ込めたような一言。おじさん同士の揉め方のリアルさがあるからこっちも没入していけるのが楽しいです。

【お題】天才子役が不眠症になった理由

バッタがタバコを1本背負って跳んでた

(お化けぬこさん)

鰐等大喜利第3期クロコダイル1回戦

このボケは最近ますます好きになって来てます。感覚そのものとお題との直接的な接続がポンと置かれてて面白い!面白さそのものの交流やチャレンジに重きを置いてる人にしかやれないものだと思う。

【お題】カスサファリパークで働き始めて、どうですか?

死んでると思って接した方が、サルもサルでやりやすい

(お化けぬこさん)

鰐等大喜利第1期ワニ1回戦

特に文章としての落とし方がおもしろいです。大喜利でこういった言い回しの妙が意識されてかつ最高に面白い形で結実しているのがそもそもめったにないことで、そういう意味でもかなり重要だと思う。お題の持つイメージ全てとテキストでやることを大切にしてるのが分かります。

余馬さん

余馬さんのセンサーの鋭さが全体に働きかけていい時間になっている瞬間は多いと思う。次そのまた次で動いていて、誰か動く前に自分が動くという行動力とか、先進を求める意識が故に人も付いてくるんじゃないかな。自分のボケの時にも話したけどお題を大切にするようになったのがもろに余馬さんの影響だから相当ありがたい。

【お題】監督が最高だけど少し気持ち悪い、野球部の日常

下手だった奴が急に成長することを妖怪が来たと言う

(余馬さん)

大喜利発射台 熱圏グループ3

アッハッハッハッハ
部活の日常から、お決まりのノリに繋げる鮮やかさも凄いし、その中で何をして何を言わせるかって部分にテキストで書くことの美的感覚を強く感じます。

【お題】力士のルームシェアで発生した未解決事件

俺らは理由なくキスしてたから、そこは本当に調べても意味ない

(余馬さん)

第2回相席大喜利

理由なく、が相当面白い。こんな真面目に言われたらこっちもイジっていいか分からん

シャープくんさん

過去ログで見る度お題の中でふざけるパワーがすごくてゲラゲラ笑ってた。Googleformだとそれがより異常さを(特に物量で)増していて面白いです。物量も含めての面白さではあるので載せませんが皆さん見に行ってみてください!

【お題】画像で一言

声かけて力士じゃなかったらどうすんだよ

(シャープくんさん)

ボケクエ5 決勝リーグ2回戦グループC

絶対言ってる

夏のワルプルギスさん

ファイブで夏のワルプルギスさんと同じお題になったとき、自分の中で何しても難しいなと諦めたボケ方を成立させた上でウケていて本当に圧倒的な力の差を感じたことがあります。その瞬間の悔しさと可能性の実感でますます大喜利を好きになれました。ボケの中に独自性がねじこまれたような密度のあるボケの純粋なファンでもあります。

【お題】海が無くなりました。そして世界に起きた異変

入道雲はもうないがその表現だけがずっと通じる

(夏のワルプルギスさん)

第7回大喜利ファイブ

それがこのボケです。当時このお題で雲でなにかできないか考えたけど映像としても字面としても全然面白くできなかったのですが、いざ投票画面に切り替わってみるとこのボケがあって嘆息がもれました。言葉そのものという角度で世界に対して綺麗に打ち返していて衝撃を受けました。

【お題】楽観主義の男子高校生

小麦色という響きで妄想していたら父親が迎えに来た

(夏のワルプルギスさん)

相席大喜利

面白さの背景に映画的な自然色ではない景色が広がっていて、その作りや言いたいものが明確な感じが好きです。

【お題】正しいウンコの取り扱いにについて教えてください

正しいか分かりませんけどね、わたしゃグランドリスボアのカジノでウンコしてやりましたよ。
雰囲気だけ楽しもうってつもりだったのに、訳の分からんスロットで、
中国のドラゴンが火ィ噴いて五分で3000円無くなりましたよ。
激怒してクロークに突撃したら荷物も間違えられるし、
色々我慢できなくなってきたんで、そのままキラキラ光るシャンデリアの下の、
割れ目にあった便所で一発こかせて頂いたわけです。
こんな体験、させて貰いましたよ。

(夏のワルプルギスさん)

ネタチル第230回

ログでこのボケ見た瞬間はネット大喜利やってて最高だった瞬間のひとつです。面白さが突き抜けて美しさに変わってる、夏のワルプルギスさんの魅力が全部詰まったボケだと思う。

遠くを見ているさん

遠見さんの持ち味は平易な書き方で理解するのが楽しい面白さを自然に理解させるようなボケだったんですけど、最近はそこをさらに抜け当たり前みたいな顔をしてお題ごとノックアウトさせるボケを出している。組んでみて改めて思ったけどめちゃくちゃ面白いし目が頼もしい。

【お題】日本の芸人を研究しているフランス人の論文に書いてあったこと

東_野さんがお酒の試験を受けている

(遠くを見ているさん)

鰐等第3期クロコダイル 4回戦

単純な好きさで言ったらこれまで見た中でもトップレベル。なんでだよコイツ。爆笑する。くすぐられる。

ジョイントコルテスさん

とにかく面白い人だってのがボケみれば一発で分かる。こんな人は他にいないと思います。大喜利でまだ考え方がまとまってなかった時期に大喜利は面白いことが一番で面白ければおのずと結果や凄さは付いてくると理解できたのはジョイントコルテスさんのボケを見たからでした。

【お題】画像で一言

じいちゃんが日本刀でお前を斬る、最近で一番可能性ある!

(ジョイントコルテスさん)

ボケクエ6 準決勝

このボケは当時より今の方が好きかもしれません。台詞回答考えるときまずこの文章が頭に浮かんできます。お題の要点をすべて発見したところから新しい絶対的な面白さを求めてどんどん進んでいった先にあったのがこれだと思う。

【お題】画像で一言

後半、巻き返せそうか?

(ジョイントコルテスさん)

ネタボケライフ第2200回

笑笑笑 言ってる!真っ直ぐ言ってる!と言っちゃう

シルバータントさん

最近チーム組んだりとかで仲良くなって話すようになったけど、めちゃくちゃ熱いしずっと今、この中でボケるということへの意識が高い。去年のコガトナのシルバータントの面白さ凄まじかった。

【お題】医師「お子さんはコンピュータウィルスに感染しています」
母親「○○○」

子供同士で作ったものなら、私見抜けると思います

(シルバータントさん)

コガトナ2024

【お題】画像で一言

あんたが普段通りなら、子供も仲直りするから

(シルバータントさん)

大喜利天文台1部 シーズン12予選3 

新しめのと古いの。このふたつとも凄く好きです。シルバータントが勝ってる時のボケは文章も突く所もギラギラしてる。だからちょっと雰囲気似てるんだけど、これは面白さを貫いてより本質的になれてるからってことだと思います。

大型ケミカルさん

こないだの組手企画マジでヤバかったです。ずっと面白かった。こちらが想定してない角度から重たい一撃を打ってくる印象です。見ると、ネット大喜利やってる!と思わせてくれる。

【お題】「インターネットって現実の延長線上にあるんだな」と再確認した出来事

小学生の頃に友達と決めたかけ声を検索したら、児童館が出す新聞がでてきた

(大型ケミカルさん)

大型ケミカル組手

これ超いいボケだと思った。経験から起こす行動のリアルさと、単に近いようで少しずれたところに広がって終わるだけの現実味がとても好み。

【お題】子供の頃は言語化できなかった怖い出来事

父親と会社の中にあるサイゼリヤで食べた

(大型ケミカルさん)

鰐等大喜利 第4期覇者決定戦

このボケの面白さなんなんだろう、全部で面白い。完全に言語化できなかったで凄い。心に直接さし迫ってソワソワさせてくる感じが初の体験だったこともあってかなり憶えています。

森山さん

コガトナ2022の森山さんがやってることの凄さが分かるようになってから大喜利勝てるようになった気する。完成形がポップかつテキストとしての表現に妥協がないのが、大会で輝く理由なんじゃないかと思います。

【お題】ワールドカップが4年に1回、世界人類が集まってサッカーをしなければいけないルールだったら

慌てて道開けただけのやつが、それを武勇伝みたいに語ってる

(森山さん)

コガトナ2022 決勝

代表して決勝の回答を載せますが、この年の森山さんの回答全部すごいです。
この回答は本当にネット大喜利の回答として基本を踏みつつ絶対にそこでとどまらない発想とズームアップとがなされていて、本当に強い。去年のコガトナ1回戦で勝つためにかなりこのボケを含めた森山さんの勝ち方を踏襲していました。

【お題】図書館から聞こえてきた爆音の正体

余ったコーヒー捨てれる穴に、全員同時に気付いた

(森山さん)

大喜利天文台シーズン6決勝

映像的なボケで完全な爆音を想起させてて見事です。1人ずつ並んでやれよ!

と鞠ついでさん

色々ツボ上げしてると何個も衝撃受けたボケがあるのに気付いた。映像的な面白さの広がり方が質感の面において誰よりも鋭く、特に同時にやってると降参と思わされます。

【お題】「自分に喧嘩の闘い方を教えてくれてる師匠、実は全人類の中でもめちゃくちゃ弱い部類なんじゃないか」と少年が思った理由

看板が倒れてます、と居酒屋の中まで言いに行った

(と鞠ついでさん)

大喜利W杯2024 決勝戦

W杯の時、チームで投票画面に切り替わってすぐに見てる時これがあって、やりたいことこれだったよなーという話をした思い出があります。誰も思いつかないことをやる、のと同じくらい皆がやろうとすることの中心にあって圧倒的な質を叩きだせることはすさまじいです。

【お題】ヤクザの頭が潰れてる見開きの、1つ前のページ

井戸から水を汲んでる男「鯉のぼり、鯉のぼり鯉のぼり?」
腕を組んでる男「鯉のぼり」

(と鞠ついでさん)

第2回相席大喜利

めくった瞬間ドンとくる映像の落差が面白いってのがこのお題の持つイメージを完全に活かしていて見た瞬間かなり笑いました。

寝坊さん

正直、同世代でも抜けて活躍してたし相当嫉妬してたんですけど、それと同じくらい僕が当時見事に票を吸い込まれていた人でもあると思います。その経験があるから名前を挙げなかったら嘘になる。明確な映像とポップさで勝ってた印象。ボケクエで対戦できたの嬉しかった。

【お題】「それは東京タワーをバカにしすぎ」
何をした?

主人公が転落して次の日になる

(寝坊さん)

大喜利発射台 地上グループ12

当時はもうひとつの方に4点入れてたんですけど憶えてるのはこっちです。寝坊さんのスタイルは強い共感力で勝つ部分にあると思うんですけど、これはそこから更に1個抜けたことをやっていて好きです。

純情米さん

爆笑の塊みたいな人だと思ってます。今見てもログで見てもやっていることが良い意味で変化していないために、ずっと面白く見れる。純情米さんのボケがそのまま全部分厚いアルバムにされたのがあったら買いたい。

【お題】「よく目が合う」「返信が早い」みたいな脈ありサインを教えてください

俺の名はともかずなのだが、たとえばお弁当のおかずがエビチリだったときエビチリともかずくんと言ってから食べる

(純情米さん)

主戦場対抗大喜利フェス2021

「俺の名はともかずなのだが」から始まるのが本当に本当にワクワクする。その後展開されて行くボケと最後まで読み終わった瞬間のお題との接続と、全てが順番に押し寄せてくる波になってる。圧倒された。もう全身バッキバキ

【お題】山奥の村で100年前から独自に行われているハロウィンの様子

(純情米さん)

コガトナ2023

大爆笑 爆速すぎる面白さ。置いていかれる

ひろナナナひろさん

通常、お題に対してどう発想するかやイメージ力の枠組みから独自性の高いものを発見してそれを見せるか、あるいは皆に共通する枠の中で誰よりも上を行くかっていうので衝撃を与えると思ってるんですけど誰もやれない枠組みで最初から終着点でぶん殴るボケとしての豪快さと新鮮さが、それこそもう今からは出てこないだろうと思わされます。面白いという感情だけが残るのは理想的だと思います。辻喜利のログ最近見たけどめちゃくちゃ面白かった。

【お題】源氏名がアゲハというキャバ嬢にありがちな辛い過去

「アゲハ死んでやる」って言ったら、そういう動詞かと思われたので即興であげはしんだ。あれは死ぬかと思った

(ひろナナナひろさん)

辻喜利

これ見た時頭に雷が貫通した。最初のスタートの瞬間からバサッと笑わせるための空間を展開してこっちを抱え込んでしまう感じが凄いです。

【お題】お宝グッズを扱う店に何の用?

用で言うと腹立つからファミレスで言うけどジョナサン

(ひろナナナひろさん)

これはネットで色んな人のツボ上げを探してる時に見たもので、力技の中でもずばぬけて力技で頭から離れなくなりました。

猫の断末魔さん

めちゃくちゃ面白いです、それに尽きる。何度も爆笑してる。

【お題】画像で一言

ダブルアームライフ

(猫の断末魔さん)

ネタボケライフ第1879回

説明不足なのか説明しきってるのか、ただとにかくこの写真にこの文章が組み合わさっている状態が間違いなくてすごく面白いです。シンプルに見えて到達しえない個人的な領域の大喜利をやっていると思います。

【お題】画像で一言

皆、ただ漠然とブッ殺したいと思っている

(猫の断末魔さん)

ネタボケライフ第1787回

笑笑笑

【お題】画像で一言

デカ目クズと申します〜

(猫の断末魔さん)

ネタボケライフ第1616回

芸名が自虐 

【お題】財布落としちゃったー どうしよう

GET

(猫の断末魔さん)

辻喜利

お題とカップルみたいな会話してる

●今すごいと思う人

怨玉こさん

文章の組み立てがずば抜けて面白いと思う。ワードも運びも。温度感の扱いが丁寧で気持ちいい。 

【お題】高校のスポーツ大会で、監督の指示を全無視して負けたチームの最後のミーティング

隅のカバンをどかしたら、一瞬遅れてそこにも光が届いた

(怨玉こさん)

裏パフェ3 準決勝B

情景に目線を持って行って情けなさをより鮮明に書くの面白い。さっきも言った通り言葉の選び方がすごくいいですよね、ついつい入れたくなるような魅力がある。

【お題】「食に厳しい人」だとは聞いてたけど、思ってたのと違う!どんな人だった?

メニュー間違えた店員を殴ってるとき服の隙間から乳首が見えてた

(怨玉こさん)

相席大喜利

最悪な奴を店に入れてしまった…
これは切り取り方と、描く順番の面で非常に強くて好きです。

明鏡シスコンさん

同時期に、お題に対しての目の純粋さにおいてかなり刺激を受けた人です。心を持ったボケを沢山だす人。

【お題】RPGスタート時のデフォルトのアイテム欄にあった、アイテムとは言い難いもの

鉄骨

(明鏡シスコンさん)

afroタイマン企画

言い難い。このお題でワードパワーじゃないものでめちゃくちゃ面白かったから感動した。

【お題】昆虫博士「それじゃあ今日は森で昆虫を探してみよう」
博士にガチ恋している少女「○○○」

どうやったらそんなにあっさり決められるのですか

(明鏡シスコンさん)

コガトナ2024 2回戦

恋してる人間の、相手に対する心情の動きを凄く適切かつ叙情的にやり切っている。出来ない。やりたかった大喜利。

シャンプー剤さん

本格的に復帰してなおますます強いんかい。と思ってる。お題をひらけた視点で捉える(そして世界を展開させてその優れた断片を引っぱり上げる)所に重心を設定する大喜利をある頃くらいからストイックにやり続けていていい。ボケそれぞれが際立つからボケのこと話します。

【お題】オタクしか入居できないアパートの日常

軍手引っ張っても取れないと言うと大勢来る

(シャンプー剤さん)

鰐等大喜利2nd 第6期ワニ

明確なキャラクター(オタク)に対する切り込み方そのもので遊びを見せて、説得力を出せているのがやっぱり面白いと思う。

【お題】ロボとーちゃん以外にも、こんなかっこいい腕相撲がある

浴衣の下に何か着てるだろと無意識に喋ってた

(シャンプー剤さん)

相席大喜利

ちょっと前のボケだけどカッコよかった、今見ての方が好き。かっこいい→無意識にしゃべってたの返しが情熱的、いい。

【お題】サザエさんの地雷を踏む言葉

クリスマスに向けて、お互い頑張りましょうね

(シャンプー剤さん)

afroタイマン企画

クリスマス、とかお互い、頑張るとかで何個も踏んでそう。そのどれでもありそうな、まとまった文章としての危機感の無さと相手の難しさを思わせる返しをしてる、言葉としての密度とか確定度も含めてすきです。

まるまるさん

去年はまるまるさんに笑わされてばかりだった気がします。まるまるさんも目の前のお題に向き合うことを重視した大喜利をやってる印象があります。その上でまるまるさんなりの視点のある発想を載せてる、大喜利の楽しみ方を見つけてる人。

【お題】悲しいぐらいこちらの言っていることを理解していない後輩

俺が嫌だったことを言語化したものがLINEで来た

(まるまるさん)

第二回相席大喜利

文章・内容の総体でおもしろいもの。頭で完全に噛み砕く前に面白さが作用してきて気持ちいいです、まるまるさんがそういうことをしてくるので感嘆します

【お題】いきなり自分の部屋の広さが2倍になるとこうなる

大怪我していて可哀想な化け物と一緒に住まされる

(まるまるさん)

余馬10番勝負

かなり物語的というかファンシーなのに、飛んでるというよりもリアリティがありますよね。丸ごと発想したんだと分かるような道筋が見えてて、まるでお題と元々繋がった一文かのように密。思いつくかどうかが肝になる共感の面白さを見つけてこられると本当にたまんない!楽しい!

これからに注目 

ボケを見てて、あんまり誰のボケか確認してないこと、スクショ撮ったりツボ上げをやったりが少ないこともあり、正直あまり新しい人や今伸びてきてる人に詳しくないです。すみません汗 それでもご活躍が耳に入ったり、今回記事を書くにあたって過去ログを見た中で今やってることがすごい人を挙げさせて頂きます。

すでに面白い大喜利をやっててフィードバックや考えることもかなりの密度でやろうと意識してるから、こっから実績もついていくだろうと思ってソトノトスさん、天竺さんのお二人を見てます。

【お題】画像で一言

アイドルってのは妙な生き物ですよ

(ソトノトスさん)

大喜利天文台2部 シーズン20決勝

【お題】農家を辞めて勇者になれって言われたらしいですが、今どんな感じですか?

亀に連れられてホテルの庭に入った

(天竺さん)

BACK TO BACK

りと度さんもここで名前上げようと思ってたけどつい最近裏パフェで優勝したからもう言うことなし!面白さに対する感覚はもちろんだけどやっぱり物量が圧倒的だと思う。

【お題】テレビから消えた一発屋芸人は、世間に対して今こんな嫌がらせをしている

試着室の中で起きてることを全部口に出す

(りと度さん)

BACK TO BACK

あとサイヤ人選抜Zのログ漁ってたら約13個入りさんがめちゃくちゃ面白かったです。多分結構始めた時期的にも近いし、以前からボケは面白いし、勝ってる印象はあるのですが、今とこれからどうなっていくのかに特に魅力を感じます。

【お題】◯◯◯子供達の未来を守る

文字にしたらバカみたいだけど、子供達の未来を守る

(約13個入りさん)

シン・大喜利サイヤ人選別Z

歴そこそこある人でも、灰色こたつは直近のボケでやれてることの幅が自然に広がっているのと、元々やっていたボケについても以前より落ち着きが生まれているので実績的な面での活躍も増えると思う。大注目してます。

【お題】画像で一言

吸い込まれるように見ちゃう、すごいなぁ…

(灰色こたつさん)

あの頃すきでいいなーとみんなで言い合った、思い出のボケ。

【お題】ヒロインが死ぬ映画のタイトル

ドルフィン

(灰色こたつさん)

大喜利ニュートン

ワクワクする。単語でめっちゃ面白いが探し出せるのが今の灰色こたつだと思うし今後が本当に楽しみ。

去年チーム戦で一緒に実績をつかんだ人たちのことも。書かなきゃ嘘というくらい影響を直に受けてると思う。面白い人たちです!

のまぼ

やる気があって、体調も万全な時にのまぼが出すボケは俺が理想とするボケそのものです。やりたいことが明確にあってそこを常に目指している(ファニーなボケ)から、やり遂げられたのまぼのボケは特有の雰囲気を纏っている、これは見てるとすぐ分かる。この辺大喜利に関しては職人肌タイプのプレイヤーだと思う。あとは面白いボケを選ぶ目もかなり信頼できる。チームに一人いると頼もしいプレイヤー。あと言われて無さすぎるけど組手めちゃくちゃ面白かった。

【お題】昔芸人やってたという先生の授業を見てみたらこんな感じ

定規で線引いた後のフリーハンドで延長させた線の方が長い

(のまぼさん)

のまぼn人組手

【お題】狭すぎる部屋で暮らしてる人が、部屋の中で無意識にやってしまうこと

コマを回して逃げるところがない

(のまぼさん)

のまぼn人組手

のまぼの気合入ったボケに出てくる奴らが皆アホなのがすごくいい。何を面白いと思っているかって部分に対して真摯な男。

【お題】画像で一言

緊張する

(のまぼさん)

大喜利発射台 成層圏グループ7

これはのまぼごとアホになって答えてる、面白い

なんこつ

なんこつさんのボケは、それが大喜利の流れの中にあるかどうかはともかく(本人が長考にそこまで執着ないタイプだからめちゃくちゃ笑うけど勝ちに行くなら出すわけねえだろ!って思うボケも多い)全部笑える。30個あったら30個笑いに直接繋がる。センス全振りのタイプだと思う、ボケ方を見てるとダムを解放するイメージが頭に浮かぶ。本人は没ボケを開示するということに抵抗があるらしいので、なんこつさんのボケが好きだなーと思った人は皆組んでみると良いと思う。チーム戦においてはボケそのものがチームの潤滑油になるタイプでこれは地味に中々いない人だよな〜と思ってそこも良いと思う。

【お題】画像で一言

道って言ったあと街って言い直すけど話に全く影響が無い

(なんこつさん)

大喜利W杯2024

意味も書き方のぶっきらぼうさも好き。変なことを言い切ってくるのがなんこつさんの面白さの根本だと思うんだけど、その良さプラスアルファがあるから特にいい。

【お題】画像で一言

ハンバーグ食べきったのはマジで偉いよお前

(なんこつさん)

大喜利天文台シーズン9 決勝

ウケる。なんてことしてんだよ

味本気アジ

阿嶌さん!俺がネット大喜利的なマインドを備えるきっかけを作ってくれた。ある意味師匠みたいな感じ。異常なバイタリティを持っている。長考についてはワードや動詞といったボケの幹となるものに変なものを持ってくる特徴があると思う(もっこりとか)。それがキャッチ―さに繋がってる反面、逆に外してると取られることもあるのでトルコの時は正直こんな目立った単語使うの…?と訝しんでいたけど、トルコ終わってから段々と単語をどう捉えてるかの感覚が分かるようになって自分も結構やるようになったし、ボケクエではそういう特徴が色濃く出たキャッチ―なボケで上位取ってたから脱帽した。ボケを選ぶ技量を試されてる感じ。
 ボケを見る目自体は結構シビアだけど拾ってくれる範囲は広くて、そういう部分がチーム戦勝てる要因なんだと思う。あと話しやすい。

【お題】オフパコの神と呼ばれた男の死因

お祭りのヨーヨー1人で全部買ったら拉致られた

(味本気アジさん)

相席大喜利

ヨーヨーみたいな味本気アジって分かる語彙があるのカッコイイ。ちゃんとそれにすることでボケがシャキッとしてるのがカッコイイ

【お題】リモート会議史上最悪とされている出来事

カマキリの映画が始まったと思ったら、起きてる先輩だった

(味本気アジさん)

大喜利ファイブ

これはアジさんと仲良くなる前に知っててその時から好きだった。こういう動きを的確に例えて、それがそのまま困惑として伝わるのは素晴らしい。

板野

スカシの名手。そもそも始めた時期が近いから多分見てきた大喜利が自分とかなり重なっていて、その上で勝ち始めた時期が早かった。今やってることは板野が面白いと思うことをやってるから勝ちにつながってないこともあるけど、より突き進めていったその結果一段上がった人って感じがある。板野のスカシはもはやスカしてない。純粋に面白いと思ったことをやってる。
 その上で勝ちを意識した時に出てくるボケが王道な中でちゃんと面白くて器用。あのスカした感じで過去ログめちゃくちゃ見てるから、いろんな好きなボケを自分なりにかみ砕いて醸成させるのがめちゃくちゃ上手いんだろうな。

【お題】ロケットの打ち上げに成功!
あなたはどんな形で関わったんですか?

最後に先端が持ち上げられて、隠してたゴミ全部バレた

(板野さん)

大喜利発射台 決勝

発射台の板野は1位取り続けてたりとすごい強かったし、強い王道をたくさん出してた。中でもこれは好きで、シャトルそのものの壮大さと反面の行動のチープさとの対比が面白い。

個人的には板野がスカシとかでもない輪をかけて変なことをやってる瞬間(↓こういうの)も好きです。

【お題】画像で一言

ちょっとまだ眠いんですけどここで朝食を食べます

(板野さん)

大喜利たろう

字幕。他愛もない。だから面白い。こういうのやらせて面白いのは板野のいい所

【お題】応募者が全く来なかった求人広告の内容

(板野さん)

ボケクエ7決勝 没ボケ

そりゃ笑うよ

あっきーな

今更俺が言えることなんてない。始めた時からずっと強くて、その過程で大喜利の重みも増していって、気づいたら誰もが認める強豪になってた。はっきり言ってバケモノだと思う。あっきーなのいい所はお題とボケとのつながりを最重要視してるところ。つながってるなかで視点の位置・遠近を変え続ける能力が優れてる。経験値の分だけ与えられたお題に対してあらゆる方法で力強さを作れるんだと思う。生大喜利とかでも会うたび面白い。龍みたいな男、どんどん天高く昇って行ってほしい。

【お題】応募者が全く来なかった求人広告の内容

(あっきーなさん)

ボケクエ7 決勝戦

このボケの、特にAなんですけど電柱しかりチラシしかり、実生活の中でこれが登場する実際のシチュエーションまで目線を引いてるのがマジで凄いんですよね。このお題で視線移動という重要項目を発見できたかつ面白い形に昇華できるのがちょっと悔しいけど別格だと思った、本当に底知れないです。

【お題】「 パズーとシータ 、 飛 」
以上2つのワードを使って一文を作って下さい。

頭に紙飛行機が当たった宮崎駿「パズーとシータってのはどうだ」

(あっきーなさん)

ボケクエ7 準々決勝A

このお題において完璧なボケじゃないでしょうか。会議で出た瞬間これは本番出すねという確信めいたものがあった。芸術家のひらめきという強いところを引き寄せるのが彼が龍たるゆえん。

とも

ともさんは実は一番掴みどころがないボケ方かも?大喜利っぽいというものに対する固定観念がかなりなく、とことん中身の面白さ準拠でやれる人だと思う。貫禄があると言っていいかも。この辺は始めた時期と本格的にやりだした時期が少しずれてるからこそなのかな?組んでる間もだいぶ自分がウケたことある方法論とは異なる部分からウケを取っていて勉強になることが多かった。

【お題】1日中デパートにいるおじさん

下半身はただ歩くだけで、おじさんに関係が無い

(ともさん)

鰐等第1期クロコダイル2回戦

あじまじさんと前このボケの、おじさんに関係がないって落とし方がいいって話になった。僕も好きです、このお題で突き放すのおしゃれ~

【お題】7日鳴いた後に7年間地中で眠るリバースゼミの生態

最後少し斜めに掘るから生意気に見える

(ともさん)

コガトナ2023

ログ見てたらこれも面白かった。発想は日常ベースに飛躍させたりずらしたりしていく人と、日常そのものに新たに視点を見つける人がいる印象で、ともさんは後者のイメージ。かつそれをくどさがなくやれる。自分の世代にあんまりこういうことやってる人がいないから現状独走状態だと思う。

裏パフェ3でお誘いした二人も。このチームで勝ちたかった。

ここから

ここからと組んでみて、ここからの面白さというものへの洞察が鋭く、面白くて自然とチームの方針がここからを中心になる瞬間がいっぱいあって気持ちよかった。人を引きつける面白さがあるプレイヤーって珍しい。皆が既に分かっている、思っている以上に魅力に溢れてると思う。

【お題】貨物船くらいでかいコーヒーメーカーを紹介する店員

全ての日本人が心配なんです。他人とは思えないんです

(ここからさん)

コガトナ2024 1回戦

販売とかじゃなくて演説に近くなっちゃってる。熱量のある様子をしっかり内容の重さで書き切っているのがいい。

【お題】スポーツの審判をモチーフにしたヒーローのあり得ない設定

自分の家が火事になったとき消防車の中から消防隊を見てた

(ここからさん)

第2回相席大喜利

審判を安全圏にいて見定めるものとして捉えきって最も面白い状況の、その映像を記述しきってるのが本当にカッコイイ。ここからのお題を捕捉する能力の高さがいかんなく発揮されてる。

虎猫さん

黎明の頃からいまに至るまで続けて、ちゃんと活躍しているのはそもそもやっぱり凄い、というかなんかこっちまで嬉しい。今でも熱量をもって積極的にやり続けているのが何よりすごい。俺はこうなれるだろうか……

ボケの中に個性が表出される形にもかなり色んなことを学んでいます。

【お題】転校生が転校初日に言ってきた、どう思われたいのかわからない嘘

画面の向こうで見た人たちばかりで緊張しますね

(虎猫さん)

ボケクエ7 準決勝

去年でもずば抜けて笑った、マジでどう思われたいんだ?単に修飾語の役割を持つはずの部分がドンピシャなボケのおかげでリアルに思わされてる。

【お題】風船を渡しながら子供に声をかけてください

今の王室、ありゃめちゃくちゃだ

(虎猫さん)

第1671回

このボケに詰まってる情報量の多さと、この一言で堰を切って流れ込んでくる感じが気持ちいいです。それこそ虎猫さんがこういう好きな世界観を載せて質感を持ったものを出す、という意識を守り続けてきたことが今もたらしてる影響ってかなり大きいと思う。もっと話されてていいことだと思います。

以上です!長くなってしまった!みんな大好き

Q7.今後の大喜利の目標はありますか?


大会での目標

去年はふたつともチームでの大きい実績で、今の自分ならこれまでよりもっと凄いことができると思うので今年は個人の実績も残していきたいです。具体的に言い切っといた方が付いてくると思うから言います!今年のコガトナで優勝します。あとチーム戦に関してはまだなーんにも目途が立ってないのですが、あるならそれも優勝します。

去年2個の大会で決勝に行って勝てなかったことで分かったのが、優勝は本当に格別です。当たり前だけど。本来決勝に行くだけで充分すごいし昔は自分自身そう思って指くわえてたんですけど、全力出してれば出してるほど勝てなかったら清々しくもなんともなく、本当に悔しいです。今でも俺は名人維新で優勝できなかった、W杯で全然届かなかったと思って悔しい気持ちを燃やし続けてます。

大喜利は勝ち負けがすべてじゃないってのも正しい。面白いかどうかがすべてだから。でも勝つことを目指したり、大会に前のめりに参加していく以上やはり勝ちにこだわったりいいボケを出そうという積極的な気概は見せていかないと勿体ないし、それだけで楽しみ方として十二分すぎる収穫もある。

ネット大喜利が面白いと信じて出したもの同士の交流である限り、優勝は大きな価値を持ち続けると信じてます。ただそのために自分自身を根っこから曲げることは絶対に正しくないので、ちゃんと自分が面白いと思ったことをしっかりと認めてもらえたうえで勝つというのを、大会に臨んで全力でやるなら、していきたいと思っています。

個人的な目標

常設サイトや普段のひょこっと参加できる大喜利でもしっかりと自分らしくやれたらいいなと思っています。大会でのこだわりとはまた別軸で、心から楽しんで、皆も楽しくなれるような大喜利がしたい(ここら辺は相互作用的で、大会に活かせるなら活かして大会でも楽しませられたらいい)。

最近は結果やボケが情けない瞬間も多いので、笑ってもらえてナンボという気持ちを忘れずに行きたいですね。それはそれとして全サイトで2投稿できるように頑張る。普通に大喜利が好きだからいっぱい回答だしたい。

今すぐには出来ないんですけど、しばらくしたらツボ上げとかの形で大喜利の話もどんどんしていきたい。具体的には世間の夏休み明けくらいにはやれたらいいなと思ってます。あとは組手とかもやりたいです。機会がもらえることなら是非やりたいです!

とにかく大喜利をやりたい、ずっと楽しくやり続けられたらそれがベストだと思っています。

Q8.最後に何か一言お願いします!


何度も言うようですが、大喜利は面白さの交流に価値があると僕は信じています。 映像的であろうが文章優位であろうが、それぞれの人の数ある面白さを大喜利の上に広げて互いに通じ合ってるような状況にいるとすごく楽しいです。でも今はそういうのが無くなりつつあると思います。

去年の相次いだサイト閉鎖、運営終了の影響もあってか今年に入ってからみんな勝手に燃え尽きた感じで大喜利をやってるのが個人的に凄く嫌です。情けないと思う。大喜利を始めた理由が大喜利が楽しそうだから、やってみたいと思ったからという単純だけどだからこそ純粋な動機で、それがやれたから今まで続けてるのを忘れてしまってるみたい。

その結果今は全員が伝わるものを出して、投票は伝わりましたってチェックの役割だけしてるように見える。お題それぞれの性格があるのに素通りしてるのを誰も言わない。そうじゃない。自力の物を伝えて、面白かったですって言い合うシステムが大喜利の楽しさだと思う。

テキストという声や色、景色などを持たず、だからこそそのどれをも自分の思うとおりに描き相手にも思い起こさせることができうる、最も多くの人々が共通して利用可能な伝達媒体を使って面白いものを表現するという目的があるコミュニティの中にいるのだから、文章の可能性を信じて自分の考えるそのものをちゃんと形にして伝えてみたり時折そこすら超えてみたりができたらめちゃくちゃ楽しいですし、それを受け止めるだけの度量だって整っていると思います。

とにかく、大喜利がただ1位や結果に辿り着くための道具になっているようなら、それを俺は大喜利とは認めたくない。今のサイトが勝つことや目に見える実績にタッチしやすいのもあるかも。

もっと内から湧き出る興味やエネルギーの部分で能動的に楽しめるのが大喜利の良さのはず。続けて行くほどに勝てるようになるほどに面白くなるのが大喜利ではなくて、元々面白いことに対して参加しようと能動的になれた面白いことが好きな人たちが大喜利を始めたわけで、誰しも最初から面白さはずっとあるんです。自分を面白くないと仮定したうえで努力で何とかしようとか言うのは残念ながらお門違いで、誰しも自分が最初から面白さを持って立っていることから逃げられないんです。そんな自分をいかに引き立てていけるようになるのかが大喜利の成長だと思う。

能動的に続けて行って出来るようになることが増えていって、自分の面白いと思えることが自分でもびっくりするほど理解できて無限大の出力でやれるようになっていくことをおそらく多くの人は面白くなっていくと表現したのであって、本当に面白さの数値が変わる訳ではないです。最初からずっと定量。でも人によって細やかに変わっている。

だから、面白いことをやれていなければ思い描く目標に近づいていくことはないです。どこかで不本意に心が折れてしまうと思います。

趣味だから自分の思うとおりに積極的になれた方が楽しい。趣味は思い切れるから楽しいのに、誰しも面白いものを出すことに人任せになりすぎ。最終的にある程度色んなことができるようになってきたら自分にとって一番しっくりくる面白いものを出せるのはだんだん自分になっていくので、最終自分でやるしかなくなっていく。その上で達成していれば皆のボケの達成度合いについても分かって楽しんで見れる。臆せず全力を出してほしい、やる気や集中力自体は目に見えないけどそれらのこもったボケは目に見えてわかります。

大喜利も好きで、皆さんがどういうことをするのかも興味があります。だからこそ誰もが一歩引いた状態でやらざるを得ない状況ならそれは変えていかなきゃいけないと思う。今の大喜利は本当にやる気のなさの一因で楽しいものじゃなくなりかけてると思います、誰もがボケを出すうえでのスタートラインに立つスピード自体はこれまで地道に上がり続けていて今もそうなのですが、全くと言っていい程本気にならないないしは本気の出し方が間違っているせいでスタートラインそのままかカウンターのようなものばかりになっていると思いますし、それが分かるからと言うのでウケてる。昔のログ見てるとスタートは粗削りだけどゴールしようという意識が見えていて、本来そのゴールする意識が大切なような気がします。大喜利を攻略する感覚でやらないでほしい。

少なくとも自分は、自分の意志ののった面白いもので全員をちゃんと笑わせたいと思ってやるのが大喜利の醍醐味だと思っています。それが現状やれていないことが多くて悔しいとも思っています。でもこれは言ったらチャラなことではないので、やるしか満足の道はない。そもそもの大喜利に対するモチベーションの違いがなく、ネット大喜利を好きで土俵に立つぞと決めた人たちであるなら、俺は皆さんとガッツリ向き合いたいです。やりましょう!

最後に、サイトの運営やコンテンツを発表してくれる人には最大級の感謝を述べさせていただきます。本当にありがとうございます。サイトがあることそれ自体が誰かにとって続ける要因になっていて、そのことは何よりも偉大なことだと思います。

以上です、長々と偉そうにすみませんでした。でもこんな機会だから色々と言えることは言っておきたいと思ったので!拙い文章ですみませんでした。最後のとことか正直に言いたいからこそかなり勢いで書いたので、分かりづらかったら申し訳ありません….…でも大丈夫、ここで僕が一番言いたいことを率直に歌い上げている歌があります。最後はその歌詞を引用して締めくくりとさせていただきます。

僕の心の中を あなたに届けたい
僕の心の中を あなたに見せたい
あなたの心の中も
あなたの心の中も
僕に見せてほしいから
もっと もっと 永久に
Wow wow wow…
このままずっと二人で
Wow wow wow…
このままずっと永久に
ずっと二人で…

以下のリンクからフルサイズが聴けます。
https://youtu.be/w0v3nqgK1kY?si=824jJ5f-hpkM-t_x

ありがとうございました!



根岸
さん、お忙しい中インタビューを引き受けてくださりありがとうございました!

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