【第54弾】あの大喜利プレイヤーに直撃インタビューしてみた

インタビュー

どうも笑うモールス信号です。

大喜利プレイヤーにインタビューをする企画の第54弾です。

今回インタビューさせていただいたのは、地域対抗大喜利フェス2022 準優勝であるこの方です。

 


警邏さん

昨年行われた地域対抗大喜利フェス2022では見事準優勝

ボケクエ6ではチームリュウイーソーベスト8

個人でもチームでも大活躍の警邏さん。

ご自身のnoteでは回答のツボあげや生大喜利のレポートだけではなく

大喜利に関する実験的な企画も行っており、

マルチな視点で大喜利を楽しんでいるご様子。

そんな分析派の警邏さんのインタビュー、是非ご覧ください。

Q1.あなたの大喜利歴と今までの実績を教えてください


精力的にネット大喜利をやり始めたのが木曜屋杯からなので、ネット大喜利歴としては1年半ぐらいです。

今までの実績としては、
 ・地域対抗大喜利フェス2022 準優勝
 ・ボケクエ6 ベスト8(チームリュウイーソー)
 ・ボケクエ6 予選グループG個人3位
 ・大喜利天文台 Season3 準優勝

などです。

実績に含めていいのか分かりませんが、コトブキヤの大喜利キャンペーンで7万円分のQUOカードをもらったことがあります。

Q2.大喜利を始めたキッカケは?


ふだんは場末の野球ゲーム界隈にいるんですが、3年前ぐらいにそこで大喜利の大会を始めたのが最初だと思います。その時は内輪の大会なので細々とやっていました。

ネット大喜利を始めたのは、その界隈で知り合ったみどーかずまささんにボケクエ5に誘っていただいたのがきっかけです。その時は決勝2回戦で敗退したんですが、今まで狭い世界でしか大喜利をやってこなかったので、「世の中には面白い人がこんなにいるのか」と刺激を受けるには十分な機会でした。ボケクエで敗退してから「もっと面白くなりたい」という思いが強くなり、木曜屋杯ネタボケ大喜利茶屋などに顔を出し始めました。

Q3.大喜利の回答を考える時に意識してること


一番意識しているのは、そのお題でしか出せない回答を出すことです。

僕が大喜利を続けていられるのは、大喜利に正解が存在しないからだと思っています。もし、あるお題に対してすごく面白い回答があったとしても、実はまだ誰にも見つかっていないだけで、更に面白い回答があるかもしれません。大喜利のお題一つ一つがこうした可能性を秘めていると思うとワクワクしますし、だからこそ回答を考えるときはそのお題の「誰にも見つかっていない面白さ」を見つけたいと思っています。

長考の大喜利をするときはいつもノートに回答の案を書きこんでいるんですが、案を出す前には必ずマインドマップを作るようにしています。
たとえば「遊園地」に関するお題があった場合、まず真ん中に「遊園地」と書きます。そこから、遊園地と聞いて連想できるもの、ここでは「アトラクション」や「家族連れ」などを線でつないでいきます。そこからさらに「アトラクション」から連想できるものをつなげて…というのを繰り返し、マップを広げていきます。要は、自分の中の「お題に対する要素」を可視化させる作業です。
これを使って回答を考えるというよりは、長時間考えているとどうしても煮詰まってくるので、思考が行き詰まった時や、お題から離れすぎたと感じた時に戻って来る、というような使い方をしています。あくまでお題あっての回答なので、ときおり原点に戻るという意味では自分に合ったやり方かなと思います。

あとは、伝わらないことを恐れないことです。

大喜利を始めた当初、「面白さは万人に伝わってこそ価値がある」と思っており、回答もかなり伝わりやすさを重視して考えていました。実際伝わりやすさは大事なんですが、伝わりやすさを前提としすぎてしまうと、どうしても回答は説明的になります。伝わらないことを恐れるがあまり、かえって回答の魅力を損ねているのでは、と考えるようになってからは、伝わりやすさよりまず自分の中で面白いかどうかを最優先するようになりました。回答の作り方も、最初から「伝わりやすい回答」を出そうとしていたものを、自分の中で面白いと思ったものを書き連ねていって、それを整えるような作り方になりました。

先述のとおり、大喜利は正解が存在しないから楽しいと思っています。
一つの正解を探すように考えるよりも、自分なりの正解を見つけるように考えた方が楽しいので、最近はそうするようにしています。

Q4.あなたのマイベストボケを教えてください


【お題】困りますよお客さん、○○○から

困りますよお客さん、咳は合図に使う人もいるんですから

地域対抗大喜利フェス2022 予選第1試合 中部ブロック

長考の大会で初めて上位を取った回答なので、思い出深いです。長すぎない表現の中で自分のやりたいことが出来ていて気に入っています。

【お題】画像で一言

なんだこいつ、俺に喋らせろ!

ボケクエスト6 準決勝 リュウイーソー vs ドロザラー 画像お題

直近だとこれがお気に入りです。画像お題は考えるのが特に楽しいので好きです。

【お題】画像で一言

こだわりが無いとかよく言えましたね

第0回木曜屋グランプリ 敗者復活戦

短考は大喜利を始めてからずっと苦手意識があるんですが、この時は珍しく「これだ!」という感覚で回答が出せたので印象に残っています。

Q5.あなたが好きなボケを教えてください(複数可)(理由も教えてください)


画像お題が好きなので、画像お題ばかりですが…

【お題】画像で一言

カゴに入るかしら

(きりまるさん) 

ボケクエスト5 予選第2試合 グループK

真っ先に思い付くのはこれです。ボケクエ5なので、僕がネット大喜利に触れて2問目のお題でした。
「ネット大喜利=小難しいことを言う」というイメージを持っていた当時、この回答は雷に打たれたような衝撃がありました。僕はこのお題をまだ「ネット大喜利」という刑式ありきで考えていたので、表現が適切でないかもしれませんが「それでいいのか!」と思いました。「面白ければいい」という大喜利のスタート地点に立たせてくれた回答です。

【お題】画像で一言

サソリはお尻がペンかと

(とべさん)

大喜利大使館 予選1回戦 グループF

画像お題は、人物と回答の整合性を取るのが楽しいところでもあり難しいところでもありますが、この回答はめちゃくちゃ変な会話なのにセリフが画像にバシッとハマっていてすごいです。

【お題】画像で一言

そこで俺が登場するのか、間に合ってよかった 

(pokopokoさん)

ボケクエ6 決勝3回戦 グループB

直近だと、この回答はかなり印象的でした。小さい違和感に引っかかったが最後、何度も読んでしまう魅力があります。pokopokoさんのプレースタイルは唯一無二で、とても真似できないですね。

Q6.あなたが好きな大喜利プレイヤー(もしくは最近注目してる大喜利プレイヤー)を教えてください(複数可) (理由も教えてください)


自分が出来ない回答を出せる人は、ジャンルを問わず惹かれます。挙げるときりが無いので、抜粋して紹介します。

副編集長さん
個人的にその人の価値観や偏見が出ている回答がすごく好きで、副編集長さんの回答はその中でも異彩を放っている印象です。生大喜利でもお会いしたことがあるのですが、ネットの雰囲気そのままに淡々とばっさり斬ってくるので、プレースタイルのブレなさに憧れます。

【お題】評判が最悪の引越業者に依頼したそうですね。どうでしたか?

内から鍵をかけて休憩に入られた

(副編集長さん)

地域対抗大喜利フェス2022 予選第3試合 近畿ブロック

さん
一度裏パフェでチームを組ませていただいたんですが、お題の本質をとらえるのが本当に上手い印象です。このお題ならこういう回答が出したいな、とぼんやり思っていたものが、爽さんの回答では過不足なく表現されていてすごいと思いました。

【お題】画像で一言

でもさ、学校もたまに凄いんだよ

(さん)

ボケクエ6 予選リーグ 第1試合 投稿グループL

自分が出来ないことが出来るという点では、短考が得意な人はそれだけで尊敬してしまうのですが、骨密度さんは抜きん出てすごいと思います。僕がネット大喜利を初めてしばらくは木曜屋杯に入り浸っていたので、毎度当然のように上位に座っている骨密度さんは雲の上の存在でした。どんなお題に対してもアプローチが的確かつ多彩で、それが3分や4分という短い時間の中で出せるのは、もはや積まれているエンジンが違うなと思います。

他にも、架空さん、ジョイントコルテスさん、ンゴさんなどの回答が好きです。
あとは、回答のツボ上げや思考の開示などを意識的にするようにしているので、大喜利に関する投稿をされている方は勝手に親近感を持っています。ハシリドコロさんや暴力装置さんの記事は思考の言語化が上手でためになります。最近だとかくれどりさんがツボ上げを精力的にされていて、すごいなーと思いながら読んでます。

Q7.今後の大喜利の目標はありますか?


今後も楽しめる範囲で続けていければと思っています。大会や企画で優勝したという経験がほとんど無いので、なんらかで優勝したいです。

あとは、昨年大喜利をやっている人とやっていない人で投票結果にどのくらい差があるのか調べる「大喜利投票実験」という企画をやったんですが、そんな風に大喜利に関するデータを使って調査するような企画をまた出来たらいいなと考えています。

Q8.最後に何か一言お願いします!


ここまで読んでいただきありがとうございました!


警邏さん、お忙しい中インタビューを引き受けてくださりありがとうございました!

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