【第30弾】あの大喜利プレイヤーに直撃インタビューしてみた

インタビュー

どうも笑うモールス信号です。

大喜利プレイヤーにインタビューをする企画の第30弾です。

今回インタビューさせていただいたのは、大喜利3P ラストトーナメントで優勝し、大喜利登竜門を主催しているこの方です。

 


とけつだいこんさん

大喜利の研鑽に努力を惜しまず、短期間でプレイヤーとして

最高峰まで登りつめたとけつだいこんさん。

最近は大喜利登竜門という「なぜその回答に投票しないか」を

ゲストにコメントで説明してもらう一風変わった企画も運営しており、

大喜利を多方向から分析し、楽しんでる様子が窺えます。

そんな理論派のとけつだいこんさんにインタビューしてみました!

ぜひご覧ください。

Q1.あなたの大喜利歴と今までの実績を教えてください


2019年の夏ごろに大喜利プラスというサイトからネット大喜利を始めました。たまにサイトを覗いてみる感じだったのですが、初めて参加した大喜利主戦場対抗フェス2019というネット大喜利の大会を機に本格的にネット大喜利をしてみようとなりました。

主な実績は、

・ネタボケライフ最高レート2299.9(歴代5位)
・コガトナ2020 3位
・大喜利3Pサバイバル 優勝
・大喜利3P ラストトーナメント 優勝(多部未華子のダチ)

などです。

Q2.大喜利を始めたキッカケは?


2019年4月、ふと「ネットで金儲けをしたいな」と思って、簡単にフォロワーが増やせそうなネタツイを始めてみました。 その活動の過程で、「大喜利プラス」という3分大喜利のサイトを知り、面白そうだと思って投稿しはじめたのが最初です。当初の成績はボロボロで(初参戦の主戦場対抗フェスも予選落ち)、ネタツイでの印象やその立ち回りからネット大喜利界隈からの風当たりも強かったように感じます。 それが悔しかったのもありますが、ネット大喜利はネタツイに比べて評価者が少ないため分析がしやすく、そのゲーム性も高いことから強くやりがいを感じるようになり、力を入れるようになりしました。

Q3.大喜利の回答を考える時に意識してること


・他の参加者を見て、どんな回答が並びそうか
・お題を自分の都合の良いように読み替えてないか
・その回答の何が面白いかが説明できるか
・他の人が出せる回答になってないか
・読みづらい文になってないか
・マイナスな印象を与えるワードがないか
・既にある回答のコピーになってないか
・もっと面白くなる代替ワードはないか

などなど、挙げ始めたらキリがありません。 でも、こういうことはある程度長く取り組んで来たことで無意識的にできるようになってきたと思います。 今の自分が大喜利をするときに意識していることはもっぱら「お題に対して変なことを言おう」ということです。 みなさんにも、一見よくわからない回答というのがあるかと思いますが、「このお題でこの回答が出るのって変だな、気持ち悪いな」って思えるような回答が好きで、自分でも出したいと思っています。 重要なのは、ただ変なことを言うのではなくて、「このお題でこれを言うのは変だよね」というのがあることです。

Q4.あなたのマイベストボケを教えてください


印象的にウケてくれた回答を2つと、個人的に好きな回答を2つ紹介します。

相撲とか興味なかったけど自分の店でされると気になるもんだな

ボケクエスト4

これは初めてネット大喜利のチーム戦に参加した時に出した回答なんですけど、自分の回答がホームランになった感覚を初めて体感できた回答です。 選んでくれたチームメイトにも感謝ですし、ネット大喜利を続ける上で大切な成功体験になったかなと思います。

【お題】あとで師匠からめちゃくちゃ怒られた落語の内容

正座崩すために不良の登場を多めにしてた

ネタボケライフ2711回

自分がネタボケライフでめちゃくちゃ強かった時に「絶対上位取るな〜」と思って出したら一位になった回答です。 あの時は、ネタボケライフで滑る気がしなかったです。♡が100超えてる回答を持ってるのが単純に嬉しいです。

あとの2つが、個人的に結構好きなやつです。たまたまどちらも画像お題です。

びっくりですよね、でもお母さんが三位なんです

タイマン15本勝負企画

風邪さんと1対1で戦った時のやつなんですけど、この回答を出せただけでやった価値あるなと思えるくらい好きな回答です。僕はお母さんのことが大好きなので、これで勝てたの嬉しかったです。

ワニ食ったから暴れてえな

大喜利3Pサバイバル

大喜利3Pサバイバルの時のやつなんですが、この大会は結構しんどい大会で、しばらくウケないまま勝ち残ってたんですけど、これを出せた時、優勝できるかもと思いました。 これが「お題と合わせた時に変なことを言う」ができてる回答かなと思ってて、たまに思い出します。

Q5.あなたが好きなボケを教えてください


面白いボケはいくらでもあるんですけど、好きなボケとなるとかなり少ないかもしれません。 自分が几帳面にログを取っていたりする方ではないので、それでも記憶に残っているというボケを少しだけ紹介します。

俺って自民党でいったら誰なんだろう

(吉永さん)

主戦場対抗大喜利フェス2021

めちゃくちゃ面白かったです。昔の自分はこういう「自民党」というワードを他のワードに置き換えても成立するような回答があまり好きではなかったんですけど、これはその考え方を変えてくれた回答と言っても過言ではないと思います。他のワードに置き換えても成立するような回答の部分を仲間内で「箱」と呼んだりしているのですが、この「箱」に入れるワードの中でお題に対して最も面白くなるものを探す作業が楽しいと思います。 この回答自体は日常会話でもよく出てくるようなフレーズで、キャッチボールをしているときにそれを呟くっていうのもなんとなくストーリー性があって無難だと思います。けど、それに自民党を入れるだけでこんなにも面白くなるか、と少し悔しくなるくらいに好きでした。

よく見たらこの班メンツが地獄じゃない

(たきざきさん)

大喜利W杯2022

これは割りかし最近のやつなんですけど、しばらく笑いました。言ってること結構雑魚いというか、どちらかというとチープめな回答なんですけど、よくよく考えるとこのシチュエーションでいきなりこれを言ってたら面白すぎるなと思いました。 僕は、「大喜利をしている」というメタ的な要素も踏まえた上で回答を面白いと感じることも多いので、所謂「裏笑い」みたいな感じに近いこともあると思うんですけど、これをこのお題で出してくれたことがありがたいし、面白かったです。

【お題】「猫は狭い所が好き」「カバは実はめっちゃ強い」みたいな動物の知識を嘘でいいんで教えてください

俺がペンギンだったら自殺する

(坂本さん)

ネタボケライフ2325回

これって、坂本さんの中では完全に「やり口」になってると思うし、本人からしたら手を抜いた回答だと思うんですけど、バカ真面目に大喜利をやっていた当時の自分からしたら「こんなやり方あるんかい」と衝撃を受けました。

あなたが夢に出てきて一緒に海に行きました、この卑怯者

(坂本さん)

ネタボケライフ2543回

この回答は実は坂本さんの回答の中で一番好きなやつです。意味不明なんだけど、回答として成立しているように見えるラインをつくのが本当に上手いなと毎回思います。お題の中で、このポイントだけ押さえておけば回答になるみたいなことが反射的に分かる人ですよね。

Q6.あなたが好きな大喜利プレイヤーを教えてください


まず、好きな大喜利プレイヤーですが、

・ひふみよさん
・おうかさん
・wataoさん


この3人は特に仲良くさせてもらっていて、大喜利のことでも趣味のことでも話せる友達です。正直この友達を作ることができただけでネット大喜利やってて良かったなと思います。

そして、

・ハシリドコロさん
・38.8℃さん


僕は大喜利談義みたいなことがかなり好きなので、大喜利についての考えを表明できる場としてダンジョンえび(ボケクエ5のチームメンバー)はありがたいです。

ハシリドコロさんは、人間観察みたいなことにも長けていて、大喜利についてメタ的な視点からも議論ができて面白いです。かなり懐が大きいので、何を言ってもいいという安心感がありますが、その寛容さゆえに他人の回答の是非についてはダンジョンえび内でも割と緩い価値観を持っている人です。

38.8℃さんは大喜利に対する考え方を常にアップデートしている方で、あらゆる回答への解釈がスムーズだと思います。僕の方が後に大喜利を始めたのに、38.8℃さんの話を聞いてなるほど、最近はそういう感じですか、とジジイみたいなことを思うことが多々あります。坂本さんの自分では理解できない要求を翻訳してくれることも多かったです、ありがとう。

次に、注目している大喜利プレイヤーですが、

・ンゴさん
・たきざきさん
・pokopokoさん
・と鞠ついでさん


です。

ンゴさんとたきざきさんは大喜利大使館のチーム戦でチームを組ませてもらっています。ンゴさんは回答のクオリティがとにかく高くて、洗練されたプレイヤーだと思います。一方、たきざきさんはまだ歴が浅く、これからの人という感じだと思いますが、「何を面白いと思っているか」みたいな部分が非常に鋭い方で、3人で会議できたら面白いだろうなと思ってチーム戦にお誘いしました。

pokopokoさんは、ご自身のインタビューで「お題に真っ直ぐに回答することを心がけている」というようなことをおっしゃっていて、確かにお題を大切にしている方だなと思います。pokopokoさんと僕の「真っ直ぐ」の解釈が僕と違うのかもしれませんが、pokopokoさんはお題の上でふざけるのが得意な人という印象で、だからこそ本当に面白い大喜利をする人だなと思っています。

と鞠ついでさんについては、若手といえる世代の中ではちょっと別格にネット大喜利が強いんじゃないかと思っています。と鞠ついでさんがネット大喜利を始めたばかりの頃は正直、面白いけど解釈の難しい言葉遊びが多い人で、3分大喜利ならまだしも長考でウケるのは厳しいか?と思っていました。けれどもここ最近、とんでもなく強い回答を連発していて、これを目指すネット大喜利の人は多いだろうなと思うようなプレイヤーになっていると思います。

最後に言及したいのが、坂本さんです。 ネット大喜利を約3年間してきましたが、新鮮な驚きというか、新しい発見をしたのはほとんど坂本さんの考え方から来ています。僕が他の人の回答のログをあまり取らない理由として、「大体の回答がパターンとして大別できるから」というのがあります。面白いし、笑ったけど、分析できてしまう回答に感動はありません。

そんな中、坂本さんほどネット大喜利で発明をしている人はいないと思います。彼の大喜利は説明ができないけど面白い、こんなことをできるのは本当に凄いことですよ。他人に対する要求のハードルも高い人ですが、単純に大喜利に対する熱量が大きすぎるのと、思考が大喜利にフィットしすぎているのとで、変な人だけど唯一尊敬をしています。

Q7.今後の大喜利の目標はありますか?


・ネタボケライフ現在レート2350
・大喜利大使、「大使」制覇
・大喜利天文台優勝
・第三回大喜利登竜門開催


を、年内に頑張ってみたいと思っています。 今個人的にかなり忙しくて、圧倒的にネット大喜利についてインプットとアウトプットが足りていないと思っています。なので現状、どれもかなり厳しい目標ですが、きまぐれさんがご自身のGiriNewsインタビューでネタボケライフのレート2450を目標としているのを見て、凄すぎて感動したので、僕も目標を高く持ちます。 あと、大喜利をしていて一番良かったことって、同じ趣味を持った人たちと友達になれたことなので、大喜利を通じて色んな人と仲良くなれたらいいなーと常々考えています。

Q8.最後に何か一言お願いします!


いつもありがとうございます!みんなでご飯行きましょう!


とけつだいこんさん、お忙しい中インタビューを引き受けてくださりありがとうございました!

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