【第34弾】あの大喜利プレイヤーに直撃インタビューしてみた

インタビュー

どうも笑うモールス信号です。

大喜利プレイヤーにインタビューをする企画の第34弾です。

今回インタビューさせていただいたのは、コガトナ2021の優勝者であり、こんにちパンクールのメンバーでもあるこの方です。

 


アオリーカさん

Youtubeで大喜利をする7人組「こんにちパンクール」

一員であるアオリーカさん。

毎週水曜日に動画が更新されるので

まだご覧になってない方はチェックしてみてはいかがでしょう。

そして大喜利の実力は本物。

コガトナボケクエで結果を残してるのはもちろん、

何より記憶に残る回答を出すのがアオリーカさんです。

今回快くインタビューを引き受けてくださいました。ぜひご覧ください!

Q1.あなたの大喜利歴と今までの実績を教えてください


生大喜利を始めたのが2017年7月で、しっかりネット大喜利を始めたのは2019年4月ごろ、ぼけおめネタボケ旧大喜利パフェなど長考サイトで遊びだしたあたりかと思います。なので大喜利歴は生からだと5年、ネットだと3年強といったところでしょうか。

実績は恐らくこんな感じです!

・コガトナ2021優勝
・ボケクエ4 四位(デルカダール重装兵)
・ボケクエ5 準優勝(りゅうはかせ)
・主戦場対抗 大喜利フェス2021 生大喜利王
・ぼけましておめでとうございます 大リーグ第262戦 優勝
・大喜利バイキング決勝 準優勝
・大喜利3P エリア②第2期 準優勝(チエコの夏風邪)

Q2.大喜利を始めたキッカケは?


生大喜利入りになるのですが、もともとお笑いを見るのが好きで、芸人さんのネタ動画などをよく見あさっていました。その中で「オオギリダイバー」という生大喜利の大会の試合動画を見つけ興味を持ったのがきっかけです。(https://youtu.be/f2i0K7SmcuM)。こんな世界があって、アマチュアにも門戸が開かれているんだ、と興味を持って生大喜利を始めました。そこから虎猫さんの遊び場大喜利など、近いところからネット大喜利にもほんの少し参加していました。

ネット大喜利を本格的に始めたのは、生大喜利の人たちが打ち上げやTwitterで参加しているネット大喜利や過去のすごかった回答の話なんかをよくしていて、「自分の知らない大喜利」に興味を持ったのがきっかけです。ネタボケライフに投稿したり、ぼけおめや旧大喜利パフェなど本格的に長考系のサイトに投稿し始め、並行して色んなサイトの過去ログや皆さんのツボあげを見てまわりました。自分は生大喜利ではどちらかというと前振りや動きなどフィジカルを使って回答することが多いので、「文字だけで勝負する大喜利の面白さ」に非常に魅力を感じた記憶があります。

Q3.大喜利の回答を考える時に意識してること


常に意識できてはいないのですが、回答を軸にした前後の情景が浮かぶボケは自分の中でいい回答だと思っています。お題を見てから「こういうこと面白いかも」とボケを考え始めると思うんですが、自分の傾向として思いつく面白が一つのシーンとして長いことが多いです。起承転結とはいかないまでも、しっかりフリとオチというか、「AだからBになった」みたいな、たとえ変でも変なりに理屈が通ったような一連のイメージをよく思いつくので、そのまま形にしようとするとどうしても冗長になりがちです。なのでボケのアイデアが出てきてからは、回答としていかにコンパクトな表現にできるか、ワードや文の力でイメージを補完できるかとまとめていくところに時間を割いています。そうすると少なくとも元を知ってる自分は、できた回答を見てその言外の広がりが想起できるので、見る人も同じ視点に立ってくれさえすれば伝えたいものが違和感なく届くかな、という大きな狙いがあります。

時間があるときはスマホでメモした回答を紙やホワイトボードに書き下してから推敲したりもします。意味あるかはわからないんですけど、これやると表現を練る中でふと思いついた本当に細かい違いをキャッチできるような気がするのと、時たま内容が別の方向に脱線していくことがあって、運良くそれまで見えてなかった取り合わせに視野が広がっていくこともあるので、好きな時間です。やはり表現を考えている時間を重視して楽しんでいる気がします。

Q4.あなたのマイベストボケを教えてください


【お題】サザエさん一家と戦うときの注意点は?

「ぼくは弱点博士」みたいな話挟まれて一気に不利になる

ぼけおめ メジャーリーグ262戦

思い浮かんだ時に自分でもすごい喜んだ覚えがあります、ずっとぼんやりと頭にあった要素がクリアになったというか。結果ぼけおめの初優勝を飾ることができ、思い出深い回答です。

【お題】水族館で全治20ヶ月のケガをしました。なんで?

「海のダンプカー」とも呼ばれている、深い青色のダンプカーにはねられた

旧大喜利パフェ第11回 第一層

アイデアに対して表現が意図せず感覚的になって、今見ても変な違和感が新鮮にあって気に入っています。

【お題】野菜たちの座談会で全員が共感した話

京野菜がこういう会に全然顔出さないの本当良くない

ネタボケライフ第2390回

お題にもよるんですが、回答に口語を(質、量ともに)どこまで使うかが自分の中の基準に常にあります。これは良いラインを突けたと思っています。

【お題】コンタクト〇〇〇?

コンタクト博物館すご、まだ上のフロアあるんですか?

大喜利大使館 予選2回戦 グループG

直近で出せて良かったと思えた回答です。浮かんだイメージにすっと持っていける文章ができたかなと思います。

Q5.あなたが好きなボケを教えてください(複数可)(理由も教えてください)


【お題】ウエイターとして、別れ話を始めた男女に余計なことを言ってください

どっちも子供でしたね、カフェオレです

(副編集長さん)

主戦場対抗大喜利フェス2019決勝L 2回戦 グループA

お題に対してこれほどスマートで確実に撃ち抜けるのは本当にすごいなと思います。どうやっても自分からは出ないなという反面、こういう回答を出したいという気持ちになります。

もういいです。新発見で食っていきます

(MAさん)

ネタボケライフ第2062回

画像に対して十分自然に見えるセリフなのに、言葉一つ一つが流れていかないで力強さを残していて面白いです。ネット大喜利にのめり込むときにMAさんの存在はとても大きくて、特にこの回答は何度も意識しています。

【お題】「犯人は、お○○○」

「犯人は、おかした人、と書きます 卒業おめでとう」

(マッハライオンさん)

ボケクエ4 予選第2試合 グループP

こういう視座の転換がある回答がたまらなく好きで、その中でもお題の「お〇〇〇」が効いていてより面白さが増幅されている気がします。

Q6.あなたが好きな大喜利プレイヤー(もしくは最近注目してる大喜利プレイヤー)を教えてください(複数可) (理由も教えてください)


お化けぬこさん、たんじぇんとさん、さんです。

お化けぬこさんは回答が常に魅力的な方と思っています。一見お題のラインにない要素で引き算的というか角度のついたように感じるんですが、回答をしっかりイメージすると実はお題にとても迫っている絵が浮かぶという、一見複雑に見えてわかりやすく面白いという他にない感覚があっていつもワクワクしています。

【お題】全国民が集まった会議の様子

「やったりましょう」と奥のジジイから電話がきた

(お化けぬこさん)

地域対抗大喜利フェス2022 予選第1試合 北海道・東北ブロック

たんじぇんとさんは大喜利バイキング(やりたいお題を選べる大会)の決勝で、文章や穴埋めもある中ですべて画像お題に回答していたのがとても印象的でした。回答の絵力の強さに圧倒された記憶があります。学年が恐らく一緒のようで、ネット大喜利の人で同世代の強い人、というところでも勝手に意識させてもらっています。

18歳の私へ 私は今差別を受けています

(たんじぇんとさん)

大喜利バイキング決勝戦

さんはボケクエ5で一緒に戦ったチームメイトであり、それ以前から好きな大喜利プレイヤーの一人でした。決して強い表現に頼らずに、あれだけ面白さの芯に迫った純度の高い回答が出せるというのが本当にすごいと思っています。

【お題】小学生「ランドセルも持ったし、リコーダーも持ったし、あとは○○○」

小学生「ランドセルも持ったし、リコーダーも持ったし、あとはみんなの分のハサミ。絶対僕が貸す」

(さん)

主戦場対抗大喜利フェス2021 本戦リーグ第2試合 グループG

あとジョイントコルテスさん、シャープくん。二人は生大喜利でも一緒になるんですけど、生でもネットでも、そしてどんなお題でも持ち味が出ていていいなあと思います。ネット大喜利は特に審査時は回答と投稿者とが切り離されているはずなのに、なんとなく回答から各々の視座からしか出ないエッセンスが感じられて「らしさ」が見えるのがいい、好きです。

最近の方だとtngonさん、警邏さんは凄いなあと思っています。お二人に共通して、地に足のついたというか、しっかりお題と向き合った回答で上位を取っているような気がして、今後も注目していきたいです。

Q7.今後の大喜利の目標はありますか?


昨年キャリア通して初の優勝をコガトナ2021で出来て非常に嬉しかったので、今年も連覇出来たら最高ですね。またボケクエは二大会連続決勝で悔しい思いをしたのでいつか優勝したいです。ボケックェじいさんが何か言いだすまでにまた鍛錬せねばと思っています。

Q8.最後に何か一言お願いします!


最近は生大喜利やYoutubeでの活動がまた少し増え、これまで何度も直面している「生とネットのバランス難しい問題」に再度ぶつかっています。ですがこれまでの経験値がゼロになるわけではないので、その時々できることをしながら、生もネットも、あらゆる大喜利で皆さんの印象に残れたらと思っています。これからもよろしくお願いします! (あとネットでご一緒になった方にもこんにちパンクールのこと触れていただけるの、めっちゃ嬉しいです!ありがとうございます!)


アオリーカさん、お忙しい中インタビューを引き受けてくださりありがとうございました!

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